子育てが終わった親に聞いた「児童手当の使い道」ランキング
子育てを終えた親が「特にかけた費用」と「その満足度」
■特に費用をかけた費用項目1位は「学習塾・予備校」 回答者の子どもが中学生・高校生だったころ、特に費用をかけた項目は「学習塾・予備校」が1位となった。 「学習塾・予備校」を選択した多くの回答者が、学習塾・予備校は大学や希望する学校への進学に向けて必要な学力を養うために利用したと回答としている。 「受験対策」「大学進学のため」「志望校の合格のため」子どもの具体的な目標を叶えるために使われたことがわかる。 ■お金をかけて良かったと思う費用項目は「海外・ホームステイ」「進学のための貯蓄投資」 海外・ホームステイに特に費用をかけたとした回答者は25名で全体回答者の10%だった。さらに「グローバルな視点を持ってもらえた」「自分のことは自分で決めるようになった」と、お金をかけただけよかったと思う回答者の割合も高い傾向にある。 しかし、「海外・ホームステイ」に費用をかけた25名の回答者に関しても、もしいま児童手当を使えるなら。という質問では、40%が「進学のための貯蓄・投資」を選択している。やはり資金準備は重要だと実感しているようだ。 次に、「進学のための貯蓄・投資」に特に費用をかけた回答者は176名で、全体の70%を占める。それでも費用をかけてよかったと感じている回答者が多く見られた。 さらに、もしもいま児童手当を使えるなら。という質問でも、176名中87名約50%が「進学のための貯蓄・投資」を選択している。 ■子育てを振り返って、子どもに影響を与えた費用項目 特に費用をかけた1位~3位の項目がどの程度子どもに影響を与えたのか。回答者の自由回答をもとに、スマートライフ編集部にて費用の影響の種類を4つに分類した。 分類ごとに、回答者が特に費用をかけた項目を集計し、全体の有効回答者数(245名)との割合を求めた。この割合から、影響力の高い費用項目が分類ごとに紹介されている。 直接影響した項目と、間接的に影響した項目については、3位大学進学のための貯蓄・投資がもっとも回答人数は多い項目となった。全体回答者数に対して特に割合が大きかったのは、資格取得のための講座・検定、テクノロジー機器の購入だった。 成長・人格形成に影響した項目に関しては、コミュニケーション能力や頑張る力など、勉強や進路に影響があったという回答を分類している。 後編では、ファイナンシャルプランナーによる「子どもの年齢別のおすすめ使途」について解説していく。 調査概要 調査期間/ ・スクリーニング調査:スクリーニング調査:2024年10月20日 ・本調査:2024年10月21日~22日 調査対象/ ・スクリーニング調査:2000名(男性:1440名、女性:560名) ・本調査:250名(男性:155名、女性:95名) 調査手法/インターネット調査 調査機関/アイブリッジ株式会社 関連情報 https://smart-moneylife.jp/guides/jidouteate-18yearsold 構成/清水眞希
@DIME編集部