気づけばスマホを触りがちな時代に必要なのは<自分と対話する時間>。61歳ブロガー「だから外出するときはなるべく…」
◆デジタルよりアナログ そして、この“ひとり時間”を持つことで、自分に正直になれました。 自分との対話でふわりふわりと浮かんでくる願望は、自分の素直な思い。 “こうしたい”という思いを否定することなく、“なぜ”そう思うのかの対話を、とことん続けた結果、私は54歳にして、“起業”という目標を誰に否定されることなく、持つことができたのです。 現在は、この“ひとり時間”を維持するために、外出するときはなるべく家から駅まで25分ほどかけて歩いています。 野鳥のさえずりに耳を澄ませたり、草木の匂いを楽しんだりして五感を満たすと、ふとアイディアが思い浮かんでくるのです。 東洋思想に“人も自然の一部”という考え方がありますが、私の実感としても、自分の感覚を研ぎ澄ませるのに効果的なのは、デジタルよりアナログ。 スマホの情報で脳を刺激するより、音や匂いといった心身への刺激が、いいアイディアを呼び起こしてくれます。
◆自分の中にしか答えはない 今の時代、困ったことがあれば、AIに質問すれば瞬時に答えてはくれますが、あなたのことまでは知りません。 どんなに精度が上がったとしても、一人ひとりの心までは読み解けないはずです。 結局のところ、自分のことは自分にしかわからず、自分の中にしか答えはありません。 余計な情報を検索する時間を手放して、ぜひ、1日15分でいいので、自分と対話する“ひとり時間”をつくることから始めてみましょう。 ※本稿は、『先細らない老後のために、50代のうちにすべきこと』(扶桑社)の一部を再編集したものです。
中道あん
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