彼女の「iPhone」の画面がずっとバキバキに割れています。「修理代」ってそんなに高いのでしょうか? 地味に気になるので修理してほしいのですが…
身近な人のスマートフォンの画面がずっと割れたままだと、なんだか気になってしまいますよね。修理したほうが良いのではと思いつつ、本人が気にしていないのであれば直すよう強要もできません。 画面が割れっぱなしの人は「修理代が高いから」という理由で放置しているのでしょうか? そのまま使い続けても大丈夫なのでしょうか? 本記事ではiPhoneの画面が割れた場合の修理代の相場や、割れたまま使い続けるリスクについて解説します。 ▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?
修理代はいくらくらいかかる?
スマホの画面が割れた際の修理代は、機種や修理方法によって大きく異なります。今回はiPhoneの「iPhone15」の場合を想定します。 まず2024年9月12日時点のApple公式の修理代金を見てみましょう。iPhone15を修理する場合、Apple公式サポートだと税込4万2800円の見積もりです。保証プランであるAppleCare+に加入していれば修理代は税込3700円で済みます。 しかしiPhone15の場合、AppleCare+に2年間加入すると税込2万3800円(月額税込み1180円)かかるため、保証サービスにかかる金額と修理代のバランスを考える必要があるでしょう。 Apple公式以外にも、他の修理業者に修理を依頼することもできます。各業者によって異なりますが、画面のヒビ割れであれば2万円から4万円程度が相場のようです。 このように画面の修理には数万円かかるのが一般的です。「修理費用が高くて払えない」「ヒビが入っても使える」といった理由で、画面が割れたまま使い続けている人がいるのだと考えられます。 なお自分で修理キットや部品を購入して修理すれば、さらに安く抑えられる可能性もありますが、技術が要りますし、失敗するリスクも伴います。修理は業者に依頼したほうが賢明でしょう。
スマホ画面を割れたままにするリスクとは?
スマホの画面を割れたまま使い続けると、見た目が悪くなること以外にもさまざまなリスクが伴います。 まず割れた画面が指を傷つける恐れがあります。さらに、割れた部分から水やホコリが入り込むとスマホ内部のパーツが損傷し、故障のリスクが高まります。内部のパーツにまで影響が出ると、修理費用がかさむばかりか、新しい端末を購入する必要が出てくるかもしれません。そうなると修理代よりもはるかに高額な出費が発生してしまうでしょう。 また割れた画面を放置して使い続けることでヒビ割れの範囲が広くなり、タッチ操作が効かなくなることもあります。大切なデータが消えたり緊急時に連絡できなくなったりと、重大な事態になることも否定できません。 さらに画面が割れたまま使い続けることで、今回の事例のように身近な人でも「だらしない」「お金がないのかな」などマイナスな印象を持つ可能性が高いでしょう。 こうしたリスクを考えると、大切な人のスマホの画面が割れているようであれば、早めに修理を行うよう伝えたほうが良いといえます。
早めの修理でリスクを回避するよう促そう
スマホの画面が割れたまま放置しておくと、見た目の悪さだけでなく、内部故障や操作不能になるリスクがあります。 数万円の修理代は決して安いとはいえませんが、画面を割れたまま放置して発生する可能性のあるさまざまなリスクを考えると、早めに修理したほうが賢明です。身近な人のスマホがずっと割れていたら、リスクを説明して修理を促したほうが良いかもしれません。大きな出費が気になるという場合は、今後保証サービスへの加入を検討するよう伝えましょう。 出典 Apple公式サイト iPhone の画面の修理 執筆者:山田麻耶 FP2級
ファイナンシャルフィールド編集部