「日本はすべてに答えを持っていた」準々決勝でストレート負けのカナダが脱帽 監督「あれほど安定感のあるプレーをしていたのに」
パリ五輪前哨戦で日本代表が好調を維持している。 現地時間6月27日(日本時間28日)、バレーボールネーションズリーグ(VNL)の男子ファイナルラウンド準々決勝がポーランド・ウッチにて行なわれ、世界ランク2位の日本は、同9位のカナダにセットカウント3-0(26-24、25-18、26-24)でストレート勝ち。銅メダルだった前回大会に続く2年連続の4強入りを決めた。 【動画】バレー男子日本代表がベスト4進出!カナダに快勝したシーン この日は、立ち上がりこそやや劣勢だったが、主将の石川祐希が豪快なスパイク、サービスエースなどで得点を重ね、白熱の第1セットを先取。続く第2セットは中盤からカナダを引き離し、25-18で連取する。再びデュースにもつれた第3セットもしっかりと要所を抑え、現地18日の予選ラウンドで敗れていたカナダに雪辱を果たした。 これを受けてカナダバレーボール協会は、「母国代表がポーランド・ウッチで世界2位の日本に敗れ、好調だったVNL2024での戦いに終止符」と報道。「序盤から激しい攻防が繰り広げられたが、日本は、カナダが持ち込んだものすべてに答えを持っていた」と記述しており、対戦相手のパフォーマンスに脱帽している様子だ。 また同協会によれば、カナダのトーマス・サムエルボ監督は試合後、「我々のVNLが終了した。あれほど順調で安定感のあるプレーをしていたのに今日は力を発揮できず、この結果を受け入れるのが難しい」と心境をコメント。今後に向けては、「五輪の厳しいプールで勝つことが我々のゴール」と約1か月後の大舞台へ視線を向けていた。 難敵を撃破し、2大会連続のメダル獲得に王手をかけている日本。準決勝では、スロベニア(世界ランク3位)vsアルゼンチン(同8位)の勝者と対戦予定だ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]