50代は「その方法があったか!」を口癖に 日常の業務ですぐ取り組めて、組織変革を促す5つのアクション【30~50代の年代別】
変化が激しく、将来の予測が困難なVUCA時代と言われる今。なんとなく続いている組織の慣習やルールも、時流に合わせて見直す必要があります。 400社以上の組織開発を支援してきた、あまねキャリア代表の沢渡あまねさんは、これからの時代のキーワードとして「共創」を挙げます。 職場に残る理不尽な慣習をリセットし、立場や世代、属性が異なる多様な人と共創ができる組織になるには、どうすればいいのでしょうか。 沢渡さんの著書『組織の体質を現場から変える100の方法』の中から、5つを厳選していただきました。 すぐ取り組めて、日常の業務に強く関わる、組織変革を促すアクションについて、30代、40代、50代の年代別に意識したいこととあわせてご紹介します。
【沢渡 あまね AMANE SAWATARI】 あまねキャリア株式会社 代表取締役CEO 1975 年生まれ。作家・企業顧問/ワークスタイル&組織開発。 『組織変革Lab』『あいしずHR』『越境学習の聖地・浜松』主宰。 あまねキャリア株式会社CEO/株式会社NOKIOO 顧問/大手企業 人事部門・デザイン部門ほか顧問。プロティアン・キャリア協会アンバサダー。DX 白書2023 有識者委員。日産自動車、NTT データなど(情報システム・広報・ネットワークソリューション事業部門などを経験)を経て現職。400 以上の企業・自治体・官公庁で、働き方改革、組織変革、マネジメント変革の支援・講演および執筆・メディア出演を行う。 新刊『組織の体質を現場から変える100 の方法』(ダイヤモンド社)をはじめ著書多数。 NewsPicks+d公式コメンテーター
目立つ仕事や具体的な成果ばかりが評価され、調整や細かい手続きなど、重要だけど目立たない仕事には日が当たらない。 よくある光景ですが、働く人のモチベーションが下がったり、その仕事の成り手が足りなくなったりと、「さまざまな問題が各所で起きている」と沢渡さん。 労働人口が減っていき、慢性的な人手不足が予測される今、「目立たない仕事を“名もなき仕事”にしないことが重要」と指摘します。 沢渡「名もなき仕事を『当たり前』にせず、適切な対価が支払われるための世論(社内世論も含む)形成を促したり、労働環境を改善したりするには、『皆さんのおかげで助かります』と感謝の言葉を口にすることが重要です」