すぐできる「幸運を呼び込む」5つの習慣
「自分は他人に比べて運が悪い」「物事がうまくいかないのは運が悪いせいだ」、日頃そんな思いを抱えている人は多いのではないでしょうか?では、運を味方につけるためにはどうしたらよいのでしょうか? 株式会社新規開拓の代表で、人材教育のエキスパートである朝倉千恵子氏に話を聞きました。 【心が軽くなる言葉】人間関係が良くなる8か条 ※本稿は、朝倉千恵子著『運を整える。』(内外出版社)より、内容を一部抜粋・編集したものです。
自分で「自分の運」を整える
人生には良いときもあれば悪いときもあるように、運そのものにも「波」があります。 一度限りの二度はない人生。人生は長くもあり、そして同時にとても短くもあるのです。ただうずくまって、誰かに引き上げてもらうのを待っているなんて、もったいない! 目の前の課題や問題に立ち向かい、どうしようかと自分の頭で考えて、行動する。そうやって自分の人生の手綱を自分で握ることが、運を整え、強運を手に入れる第一歩だと私は思います。 これからご紹介するメソッドは、どれも心がけ一つで今日からできるものなので、ぜひ実践してみてください。
メソッド① 感謝の心を持つ
いつも良い運を引き寄せる人、いつも悪い運ばかり引き寄せる人。その違いは、感謝の心があるかどうかです。感謝の心の有無は日ごろの行動を見ればよくわかります。 我が社には、よくお客様から頂き物が届きます。頂き物は、必ず社員みんなで分けていますが、その反応にも大きな違いがあります。もらった直後に喜んだり、お礼を言ったりすることは誰でもできます。 しかし重要なのはその後です。毎回、必ず感想を添えて感謝のメッセージを送る人もいれば、もらいっぱなしで終わり、感想どころかお礼のメッセージすら忘れている人もいます。感謝の反対は「当たり前」。してもらって当たり前、ご馳走になって当たり前が癖になっていませんか? また、自分にとってメリットがあること、自分が嬉しいことであれば、誰でも感謝することはできます。では耳の痛いフィードバックや、お客様からの手厳しいクレームに対してはどうでしょうか? 以前、接客業の方からこんな話を聞きました。 「面と向かって、お店で文句を言ってくれるお客様は、むしろ親切なお客様です。大半のお客様は、黙って去っていき、二度と戻ってきてはくれません」 そのように考えると、クレームも有難いものです。 また、耳の痛いフィードバックも実はとても貴重なのです。フィードバックを受けるのが怖い、という方も少なくありませんが、フィードバックをいただけるということは、あなたの未来に可能性があると思われている、ということです。フィードバックは、お叱りではなく、大切な気づきを与えてくれる「ギフト」です。有り難く頂戴し、受け入れ、自分の糧にしましょう。 はじめはなんとなく、わからないままでもかまいません。していただいたこと、身の回りにあることを"当たり前"だと思わずに、きちんと「ありがとうございます」と言葉に出す習慣をつけましょう。 どうすれば相手に感謝の心が伝わるかを考えて、伝え方も工夫してみてください。1日に10回「ありがとう」を伝えれば、1年で3650回。3年で約11000回にもなります。何千回、何万回の「ありがとう」を重ねていくうちに、気づけば、誰に対しても何に対しても、心から感謝できるようになります。