重賞3勝挙げた快足馬の弟がスプリンターズS参戦 GI初挑戦初制覇なるか
重賞2連勝中のサトノレーヴ(牡5、美浦・堀宣行厩舎)が、スプリンターズステークス(3歳上・GI・芝1200m)でGI初挑戦初制覇を狙う。 【写真】サトノレーヴこれまでの軌跡 サトノレーヴは父ロードカナロア、母チリエージェ、母の父サクラバクシンオーの血統。半兄のハクサンムーンは12年の京阪杯、13年のアイビスSDとセントウルSの重賞3勝を挙げた快足馬。GIでは13年のスプリンターズS、15年の高松宮記念で2着に健闘したものの、戴冠には届かなかった。 ここまで9戦7勝。長期休養で出世は遅れたが、底は見せていない。約10カ月ぶりの実戦、かつ重賞初挑戦だった4走前の阪急杯で0秒4差の4着に健闘。続く春雷Sでオープン初勝利を挙げた。これで勢いに乗ると、函館スプリントS、キーンランドCと重賞を2連勝。サマースプリントシリーズを制するとともに、スプリンターズSの有力候補に名乗りを上げた。 里見治オーナーにとっては17年の宝塚記念のサトノクラウン以来、7年ぶりのJRA・GI制覇がかかる一戦。サマースプリントシリーズ覇者のスプリンターズS制覇は珍しく、これまでに19年のタワーオブロンドンの1頭しかいないが、そんなジンクスも覆してくれることを期待したい。