「本のそばにおいで」児童文学者の松岡享子さん志継ぐ東京子ども図書館、大規模改修へCF
■「連れて行ってあげる」
CFのキックオフとなった11月18日には、中野区のホールで松岡さんのドキュメンタリー映像の上映会が開催された。
「私と一緒においで。おもしろいこと、不思議なこと、心がワクワクするようなことに出会いたいのなら、私が本のそばへ連れて行ってあげよう」。子供たちに、そう呼びかける大人であり続けたい-と語った生前の松岡さんの姿に、来場者は真剣な表情で見入っていた。
「本当に大きな挑戦。松岡さんが終生心を寄せた『子供と本の幸せな出会い』が未来へつながるよう、一同全力を尽くしてまいります」。会場では、同館の池添トモ子事務局長がこう語り掛け、支援を呼びかけた。(緒方優子)
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寄付金の詳細はCFサイト(https://readyfor.jp/projects/tcl50)へ。目標額に達しなくても寄付金を受け取る「オール・イン方式」で、同館が51周年を迎える来年1月31日まで受け付ける。