【楽天市場の2025年おせちトレンド予測】カジュアル化・多様化が進み「オードブル」「ハイブリッド」「ご当地」に注目が集まる
楽天グループは、「楽天市場」の購買データや消費者へのアンケート調査を基にした「『楽天市場』おせち2025トレンド予測」や、「楽天市場」におけるおせちの傾向などを発表した。
流通総額は3年間で約1.5倍に。おせちの多様化、カジュアル化進む
「楽天市場」では9月2日時点で約1万7000点のおせちを扱っている。流通総額は2020年から2023年までの3年間で約1.5倍に伸長したという(2020年8月18日~12月29日と2023年8月18日~12月29日の比較)。
近年では、和風に加え、洋風、中華、キャラクターなどおせちの多様化、カジュアル化が進んでいる。2020年と2023年の流通総額を比較すると、洋風おせちは約1.3倍、中華おせちは約2.3倍、キャラクターおせちは約1.7倍に拡大した(2020年1月1日~12月31日と2023年1月1日~12月31日における比較)。
また、早割の浸透により7月~8月の早期需要が2020年から2023年の3年間で約2.9倍に拡大している(2020年7月1日~8月22日と2023年7月1日~8月22日を比較)。
■ 大型連休もあり、5人以上で食べる大容量おせちが好調 2024年から2025年にかけての年末年始は最大9連休となり、家族や大人数で過ごす時間が取りやすい傾向にあるという。楽天が実施したアンケートによると、この年末年始は約8割が「自宅や実家で過ごす」と答え、2025年のおせちの予算については8割近くが「例年と同じくらい」と回答した。
2025年おせちのトレンドは「オードブル」「ハイブリッド」「ご当地」
おせちのカジュアル化を背景に、「楽天市場」ではおせちを華やかに演出できるオードブルおせちの需要が拡大。2020年から2023年の3年間で流通総額が約1.8倍に伸長したという(2020年1月1日~12月31日と2023年1月1日~12月31日を比較)。