【藤原ヒロシ × アンカー・ジャパン 猿渡歩】fragment designとAnkerのコラボ充電器はこうして生まれた
旅の相棒に相応しいかどうか
── 藤原さんは数々のコラボをされていますが、コラボする製品の基準や選び方はあるのですか? 藤原 基本的には自分でも使うものだったり自分で着たいものっていうのが前提にあります。なので今回の充電器は一番素直なカタチです。ずっと前から自分が使っていたブランドの製品でコラボできるっていうのは。 ── 藤原さんはこれまでどんなAnker製品を使われてきたのでしょうか? 藤原 僕は仕事でMacを使うんですけど、純正の充電器よりも小型なのでAnker製品を使うようになりました。最初に使ったのは「Anker PowerPort Atom III 45W Slim」という製品で、こんなに薄くて小さいのに45Wも出力できるんだって驚いたのを覚えてます。特に僕は旅に行くことが多いので、充電器は小さければ小さいほどいいんです。 猿渡 充電器を開発するうえで難しいのは大きさです。サイズを大きくすれば放熱性と出力を高めることができるのですが、お客様が求めるのは小さくて高出力のもの。それを実現したのが半導体にGaN(窒化ガリウム)を採用した弊社の急速充電器なんです。現在は各社から発売されていますが、小型化と安全性を両立させて初めて製品化できたのはお客様の利便性を追求したからこそです。
fragmentの世界観が施されたデザイン
── 今回はAnker Primeシリーズの100Wモデルをベースにしているとのことですが、そのポイントは? 藤原 既存のモデルにfragmentとしてカラーリングを調整し、ロゴなどのプリントを追加しています。このサイズで100W出力はとても便利っていうのが僕が1番伝えたいこと。なので、100Wの文字を大きく入れています。 ── この「100W」という大きな文字はインパクトがありますね。 藤原 ワット数って実はすごい重要で、使っているiPhoneは最新なのに、古くて出力の低い充電器を使っている人がまだいっぱいいるんです。みんなあまり気にしないけど、ワット数の違いで時間をすごく損してると思う。充電時間が全然違うので。だから僕はワット数が見えている方がうれしいし、これなら45Wと間違えて持ってくことはないですからね(笑)。 猿渡 最近だとPC、タブレット、スマートフォンとデバイスの種類もその充電に必要な出力も増えていますが、この製品は3ポート搭載で3台の機器を同時に急速充電できます。MacBook Proも十分充電可能ですよ。