【藤原ヒロシ × アンカー・ジャパン 猿渡歩】fragment designとAnkerのコラボ充電器はこうして生まれた
新境地を開いたコラボ
── Anker製品では「ポケモン」とのコラボが転換期になった印象があります。コラボにかける思いや社内でどういう意図を持ってコラボ相手を決めているのでしょうか? 猿渡 お互いの信用力が大事だと思っています。コラボ自体を目的としたわけではないのですが、創業数年でKDDIさんとAnkerのダブルブランドの充電器を発売しました。コラボするということは当然相手側からのAnkerに対する信頼が必要で、信用力の高い携帯キャリアさんとのコラボが実現するというのは弊社の品質に満足いただいているという証明になったかと思います。次がポケモンさんとのコラボでピカチュウの充電器を製品化するに至りました。初期の頃は20~40代の男性がお客様のメインでしたが、ポケモンとのコラボで若年層の女性にまでAnker製品を知ってもらうきっかけとなり、一つの転換点となったのかもしれません。 ── その意味では、もともと男性が好きなガジェットと藤原さんのコラボは理想的ですね。 猿渡 弊社のコラボとしても目新しいものになりました。今までは先ほどのKDDIさんとの協業であったり、ポケモンさんやディズニーさんといったキャラクターコラボだったんですけど、今回はデザインブランドとのコラボという新しい取り組みでした。藤原さんのデザインのファンの方にAnker製品を届けられるというのは新境地の開拓ですし、会社としても新鮮な取り組みだったので、今回とても貴重な機会になったなと思っています。
── 次はこのプロダクトでコラボしたい、というAnker製品はありますか? 藤原 同じシリーズで、次は数字が100から150になっていったり(笑)。あとは電源タップとかもつくりたいですね。 猿渡 シリーズで揃えられたらいいですよね。 藤原 僕もガジェットが好きなので、今回は既存のものにプリントを入れてつくった感じですけど、1番最初の段階から入って、プロダクトそのものにもコラボ感が出るようなものが作れたらいいですね。 ── LEON世代にはたまらなくうれしい今回のコラボ。第2弾、3弾の発売が待ち遠しいですね!
写真/中西 学 文/TOMOKO 編集/平井敦貴(LEON.JP)