長距離フライトで隣の席に知らない人がいることにストレスを感じます。2席分のチケットを買ってもよいでしょうか?
飛行機での移動は、国内であれば長くても4時間ほどのフライトですが、海外へのフライトであれば10時間を超えることも珍しくありません。隣に知らない人が座っていると、ゆっくり眠れない、トイレに立つのが気まずいなどの理由でゆっくり過ごせない方も多いでしょう。 そこで本記事では、飛行機のチケットを1人で2席分買うことが可能なのかどうかを解説します。また、フライト時間を少しでも快適に過ごせるための工夫をご紹介します。 ▼新幹線で1人で「2席分」の購入はNGなの? 規則を確認
1人で2席予約するのは可能か
飛行機での移動時間、「お金を多く払ってもよいからゆっくりくつろぎたい」という方が1人で2席分予約して、隣に誰もいない状態をつくることはできるのでしょうか。国内の主要航空会社では、次のような対応を案内しています。 JAL(日本航空)では、基本的には身体が大きい場合や楽器、絵画など大きな手荷物を機内に持ち込む場合のサービスではありますが、国内線を利用する場合に追加分の座席を特別旅客料金で購入して2席利用することが可能です。国際線に特別旅客料金表はありませんが、2席の利用自体は可能なようです。 ANA(全日本空輸)も同様に、国内線では特別旅客料金で利用ができます。また国際線では、予約した席の隣を「エクストラシート」として予約できるサービスがあります。
1人で2席使用する場合の金額は?
飛行機での移動を快適にするため、1人で2席分予約するといくら必要になるのでしょうか。国内線での利用例で、特別旅客料金の価格を見てみましょう。JALは普通席の場合に1万1150円(一部金額が異なる場合もあり)で追加の座席を確保できます。 ただし、Webでの予約は不可となるため、予約したい場合には窓口や旅行会社への問い合わせが必要です。またファーストクラス・クラスJを利用する際は、差額分も追加されます。ANAの場合も普通席は1万1500円(一部路線は6300円)、プレミアムクラスは1万9900円(一部路線は1万4700円)で追加の座席を確保が可能です。 しかし予約はJALと同じくWeb対応はしていないため、窓口などへの問い合わせが必要です。なお、ANAの国際線で利用できる「エクストラシート」は金額設定が国内線とは異なり、座席に適用される運賃と同額か、より高額な適用可能運賃で計算されます。2席確保するために倍以上の金額が必要となる可能性もあるので注意しましょう。