【藤原ヒロシ × アンカー・ジャパン 猿渡歩】fragment designとAnkerのコラボ充電器はこうして生まれた
── 改めて見ると、fragmentのロゴは“稲妻”デザインで充電器との親和性も高いですよね。 藤原 もともとfragment designの前身は「エレクトリックコテージ(ELECTRIC COTTAGE)」という会社で、そのロゴが電気マークだったんです。そこから会社の名前が変わってロゴだけを残したって感じなんですね。ケーブルも既存モデルをベースに、ロゴなどをカスタマイズしています。あと今回セットになっているポーチは「RAMIDUS」にお願いして、オリジナルで作りました。僕もこのポーチに入れて毎日使っているんです。 猿渡 「RAMIDUS」さんはご縁があって繋げていただきました。耐久性が高くてガジェットの持ち歩きに最適です。 ── 表参道の店舗で200個の先行発売ののち、オンラインで販売とのことですが。 猿渡 1月28日(日)にAnker Store表参道にてファンの方向けに先行発売が行われ、翌日からAnker Japan 公式サイトでも数量限定で発売しています。ぜひチェックしてみてください。
日本ではAnkerがブランドとして立っている
── Ankerでは現在、どのような製品が売れているのでしょうか? 猿渡 現在は充電器以外のプロダクトも増えていて、イヤホンなどもかなり売り上げが伸びています。会社全体として成長を続けており、充電関連製品も伸びているのですが、構成比としては実は半分もない。モバイルバッテリーからスタートはしてるんですけど、現在は総合電子機器メーカーに少しずつシフトしています。 ── 中国本社から見て、日本市場はどのように見えているのでしょうか? 猿渡 実は中国よりも日本のほうがシェアが高いんです。アメリカと日本、ヨーロッパが特に市場規模が大きくて、11月にグローバルリーダーの集まる会議があったのですが、それも日本で開催されました。
藤原 海外だとこういうガジェットは安ければ何でもいい、コンビニで安いのを買う、みたいな傾向がありますよね。でも日本ではAnkerがブランドとして立っている。だからAnkerがいいものを作り続けたらいんじゃないかなって思っているんです。 猿渡 うちは12期目なんですけど、10年前って充電器をブランドで選ぶ人は少なかったと思うんです。お店に並んでいる中から適当に選んで購入する人がほとんどで。差別化が難しいと言われていた市場のなかで、Ankerの高スペック化とともに藤原ヒロシさんのような方がファンになってくださったのは、本当にクオリティにこだわってきて良かったなって思っています。