「親のメンタル」は子どもの受験でも重要。ストレスが爆発しないためにすること5つ
2:簡単な問題を解く
過去問などで点数が取れないことが続くと、自信がすり減ってしまいます。勉強でうまくいかない、点数がとれないことが続くようなら、あえて簡単な問題をスケジュールに組み込むようにしています。 簡単といっても、小学1年生の足し算引き算ということではありません。間違えるとしても「分からないから」ではなく、「忘れたから・ミスしたから」で済むタイプの問題がよいですね。小数や分数を含む基本的な計算問題や、過去に解いた漢字問題などがおすすめです。 すり減った自信を回復させ、基礎力を底上げして、また難問や苦手な問題に取り組ませています。
3:睡眠をないがしろにしない
学校の宿題、塾の予習復習、過去問など、家ですることは多く、時間はいくらあっても足りません。 本来は早朝の時間を有効活用すべきですが、娘は朝起きるのが特に苦手なため、やりたいこともやらねばならないことも夜にまとめてやりたがります。 受験なのだから多少睡眠時間を削ることも仕方ないと思い夜更かしを許していた時期もあるのですが、一度娘がテスト中に少し寝てしまったということがありました。当然返ってきたテストの結果も散々で、本人は悔しい思いと罪悪感を抱いたのです。 実際に塾講師をしていたときにも、授業中いつも眠そうだったり居眠りをしてしまったりする子はめずらしくありませんでした。どれだけ家で勉強を頑張っても、授業やテストで集中できないのはもったいないですよね。 わが家の場合は理想を8時間、現実的には7時間の睡眠時間確保を目標にしています。 娘だけかもしれませんが、夜はなんとなく精神的に不安定になりやすいので、早く寝かせることで不安定な時間を避けられるという二次効果も感じています。
4:愚痴や弱音をうまく流す
愚痴や弱音をうまく流すというのは、ヒートアップを食い止めるということです。ストレスがたまると「受験をやめたい」「塾へ行きたくない」といった言葉が増えます。 もちろん本気で取り合ってあげることもときには必要ですが、「もう受験やめる!」「じゃあ塾も受験も全部やめてしまいなさい!」というように、けんかになってしまうと余計にストレスがかかってしまいます。ヒートアップした自分の言葉で、自分自身が追い詰められてしまう感じですね。 「もう受験やめる!」に対しては、「そうだね、じゃあそれは明日ゆっくり考えようね」と一旦置いておき、なにがつらいのか、なにが大変なのかを聞き取ります。子どもの強くて極端な言葉は、多くの場合、時間経過で落ち着きます。 愚痴や弱音を言い返すことなく一旦受け止め、うまく受け流すことで、ヒートアップを食い止めるのです。