40代からは「バッグの軽量化」。中身を減らしてミニバッグでラクになる
「40代を数年過ぎた頃から、それまでなにも感じていなかったバッグの重さが気になりだしました」というのは、ライフオーガナイザーの尾花美奈子さん。肩への負担を減らすためにバッグが軽くなるように見直したところ、出がけの準備が早くなるメリットもあったとのこと。写真入りで詳しく教えてもらいました。 【写真】バッグをもたない日、持ち物はこれだけ!
1:「バッグなし」の日。キャッシュレス化でスマホがお財布代わり
バッグの軽量化にいちばん効果があったのは、出かけるときに必ず持って行く「お財布」を手放したことでした。 キャッシュレス化が進んで現金を使うことが少なくなり、お店のポイントカードもアプリ化して紙のカードは不要に。お財布に入っているのは、クレジットカードや運転免許証など数枚のカードといくらかの現金だけ。 「わざわざお財布に入れなくてもよいのでは?」と思い、カードポケットがある手帳型のスマホカバーを購入して移し替えました。 <スマホカバーに入れるもの> ・クレジットカード(家庭用) ・交通系ICつきクレジットカード(自分用) ・運転免許証 ・宅配BOX用カード ・現金払いのためのお札 近所に出かけてすぐ帰ってくるなら「スマホ、鍵、エコバッグ」の3つで十分です。リップやハンカチも持ちません。服のポケットに入れれば男性のように手ぶらで出かけられ、肩に優しい状態になりました。
2:「小さなバッグ1個」。最低限のものだけ入れる
数時間の外出の場合は、ケアグッズなどをまとめたポーチを追加します。 リップ、クシ、ハンカチ、レジ袋など最低限のグッズをポーチにひとまとめ。 子どもが大きくなって出番がなくなったばんそうこうは処分し、ハンドクリームは小さい容器に小分けすることで軽くしました。 また、お財布を手放したことでバッグを小さいサイズへ買い替え、材質も重い本革から軽い合皮に変えました。帆布生地のバッグは厚さがいろいろあり、厚いと重くなるので注意が必要です。
3:「バッグ2個持ち」。サブバッグを追加
折り畳み傘、水筒、モバイルバッテリー、診察券、スリッパなど、天候や外出先によって必要になるものはサブバッグに入れるようにしました。 小さいバッグ+サブバッグの2個持ちにすると、「肩と手に1個ずつ」など分けて持てるので肩にかかる負担を軽くできます。 サブバッグは仕きりポケットがあると収納場所を決められて探しやすくなり、色は黒にすると冠婚葬祭にも使いまわせて便利です。 バッグの軽量化をしたことで肩への負担が減り、肩こりに嘆くことが少なくなりました。また、バッグの中に入れるものを厳選して収納場所も決めたことで、出がけの準備がサクサクできるというメリットもありました。 バッグを買う際には、コーディネートのことだけでなく軽量化のことも意識すると、より快適な日々になるのではと思います。
尾花美奈子