【プレゼントにおすすめ】子供と読みたいアート・美術の本【8選】
子供と楽しむアートの本
アート/美術の世界を子供と一緒に楽しみたい。そんな方には美術鑑賞はもちろん、おうち時間でのアート本もおすすめ。ここでは筆者が自宅で子供と一緒に読んでよかったもののなかから、子供向けのおすすめアート本をピックアップ。子供向けと言っても、大人が読んでも楽しく学びがあるものばかりです。 *対象年齢はあくまで目安として記載しています。
【0歳~/色や音を楽しむ】もこ もこもこ(谷川俊太郎=作、元永定正=絵)
文研出版 1500円+税 今年(2024年)亡くなられた詩人の谷川俊太郎さん、そして画家の元永定正さんによるロングセラー。最高の芸術家同士の競演、1500円で誰もが買える最高のアートピースです。「もこ もこもこ」という言葉の響きと、不思議でカラフルな絵が組み合わさり、子供たちを笑わせ惹きつける1冊。子供が大きくなったら、美術館で元永定正さんの絵を見たときに、「これは『もこ もこもこ』を描いた人の絵だね」と一緒にお話しできるかもしれません。
おっぱいのたび(ザ・キャビンカンパニー)
岩崎書店 900円+税 展覧会「ザ・キャビンカンパニー大絵本美術展<童堂賛歌>」が全国の美術館を巡回し、大人気を博しているザ・キャビンカンパニーは、阿部健太朗さんと吉岡紗希さんの絵本作家ユニット。『ポケモンのしま』など大人気作品が多数ありますが、個人的にはこの『おっぱいのたび』がかわいくてお気に入り。おっぱいとはなにか……それは地球であり宇宙である……みたいな(?)壮大なスケールがシンプルでカラフルに描かれ、赤ちゃんがおっぱいをちゅっちゅっと飲んでいく姿にほっこり。作家で夫婦のお二人が自身の育児経験から制作したそうです。
【3歳~/有名な画家の作品にタッチする】ミッフィーとマティスさん(菊地敦己=構成、国井美果=文)
美術出版社 1500円+税 ミッフィーの絵とマティスの切り絵の世界をつなぎ、子供の視点で絵を観るという、 新しいアートとの出会いを提案する本。ミッフィーがマティスの切り絵作品を見ながら、その形が何を表現しているのか、あれこれ考えてお話しする内容です。大人にとっても、知っているつもりの巨匠の作品を新鮮な目で見るきっかけになるはず。「こどもと絵で話そう」シリーズとして、ほかに「こどもと絵で話そう ミッフィーとフェルメールさん」「こどもと絵で話そう ミッフィーとほくさいさん」もあります。