愛知県・大村知事が定例会見7月13日(全文2)東京の4日連続感染200人超え「大変憂慮」
首都圏と愛知県の違いはどこにあるのか
記者:今、知事がおっしゃられたとおり、東京、首都圏では感染者が非常に増えている一方で、足元、愛知県では非常に落ち着いている状態が続いていると思うんですけれども、この違い、この境目は、大村知事自体はどういうふうに感じていらっしゃいますか。 大村:われわれ、さまざまな感染拡大防止対策をずっと2月以降取って、また、取り組んでまいりました。そういう意味で3月、4月に、やはり東京、首都圏や大阪、関西方面に比べて、愛知県が非常に陽性者の患者さんが少なかったというのは、私は早期に検査に努め、4日というのを待たずに、だいたい2日ぐらいで検査をし、4月半ばの日本内科学会の緊急シンポジウムに提出された資料に、これはお医者さんが作られた資料ですが、その段階で愛知県は症状発症から検査を経て確定するまでが3.8日、東京が8.4日という、そういう差ではないかというのを発表されておりましたが、私もそれは1つの見立てではないかというふうに思います。 そういう意味で健康観察者、濃厚接触者をできるだけ早く追い掛けて検査をして、そして治療に結び付けていったということで、クラスター対策が功を奏したというふうに思っておりますが、その後、今、さらに東京、首都圏をはじめ、そういったところが感染者が増えていっている中で愛知がとどまっているということについては、これは県民の皆さまに、さまざまに感染拡大防止対策を取っていただいて、適切な行動を心掛けていただいていることではないか、そういう結果ではないかというふうに受け止めております。 現在、東京はもう7000人を超えたんですよね。大阪も2000人を超えて、私ども愛知県は、人口は全国では4番目でありますが、感染者の数では9番目ということでありまして、それも、8番目が福岡? 福岡は900ですから。そういう意味ではだいぶ差があってということになりますので、そういう意味では多くの県民の皆さまのご協力のたまものではないかというふうに思っております。 なお、検査件数等々でありますが、現段階、先週の週半ば、平日は157件とか141件とか、6月に比べても多いくらいの件数をやっておりますし、もともと、皆さんもお分かりのようにこういう季節になりますといわゆる感染症、インフルエンザのような感染症もなかなか患者さんの数は減る季節ではありますよね。暑くて、高温多湿でありますから。人間の鼻と喉の粘膜がダメージを受けませんのでね、あまり。 【書き起こし】愛知県・大村知事が定例会見7月13日 全文3に続く