【解説】日銀、追加利上げ決定 預金や住宅ローンはどうなる?
渡邊キャップ 「都内の百貨店では、いま10万円、20万円するアクセサリーや高価格帯の化粧品が、若い世代への売れ行きも好調だというんです。担当者の方は『人へのプレゼントというよりも、自分の気分が上がるような価値のあるものを、高価格帯でも購入される人が多い』と話していました」 「所得に余裕が出たり、賃金が上がっていくという期待が高まってきたことで、高価格帯のものに手を出す人が出てきた可能性もあります。なので、日銀としても、こうした“兆し”を前向きに評価して、判断材料のひとつにした可能性があります」
渡邊キャップ 「ただ、日銀にとっては今後も気が抜けない状況が続きます。9月の自民党総裁選や11月のアメリカ大統領選挙など、日本経済の行方も左右する政治イベントが、秋には待ち受けています。引き続き日本経済にとって、正念場が続きそうです」