”皇帝”プルシェンコ氏が再びSNSで国際スポーツ界からのロシア排除の動きに「人種差別をするな」と抗議…ロシア語版では「ロシア人であることを誇りに」と自国民へメッセージ
フィギュアスケートのトリノ五輪男子シングル金メダリストの“皇帝”エフゲニー・プルシェンコ氏(39、ロシア)が6日、再び自身の公式インスタグラムを更新して、母国ロシアのウクライナへの軍事侵攻により、スポーツ界に広がるロシア選手の国際大会などからの除外の動きに異議を訴えた。 英語とロシア語の2か国でメッセージを書き、まず英語では「私はロシア人です。私はロシア人であることを誇りに思っています。私は偉大なロシアのハバロフスク地方で生まれました。長い間、私は、ヴォルゴグラード、スタリングラードに住んでいました。私はサンクトペテルブルクで競技をして、現在はモスクワ地区に住んで働いています。私は4つのオリンピックで4つのメダルを私たちの祖国であるロシアにもたらしました。人種差別をやめろ!ジェノサイド(民族の大量虐殺)をやめろ!ファシズムをやめろ!」と世界中の人々に訴えかけた。 続くロシア語バージョンでは、ロシア人に呼びかけるようなメッセージを綴った。 「私の名前はエフゲニー・プルシェンコです。私はロシア人です。 私はロシア人であることを誇りに思います。私は偉大なロシアのハバロフスク地方で生まれました。(英語版と同じのため中略) ロシア人として世界中に顔を上げましょう。何も恥ずべきことはありません。あなたがロシア人であることを誇りに思ってください!」 さらにハッシュタグには、「ロシア“ヘイト(憎悪・攻撃)“をやめろ」などをつけ、過去の五輪で活躍した自身の写真などを投稿した。 フィギュア界のレジェンドのプルシェンコ氏は、男子シングルで獲得したソルトレイクシティ五輪の銀メダル、トリノ五輪の金メダル、バンクーバー五輪の銀メダル、そしてソチ五輪団体戦での金メダルを首にかけた写真、またソチの団体戦での金メダル授与式の動画、観客席を埋めるロシアの国旗、自身がロシアの国旗を五輪のリンク上でまとっている写真など愛国心の溢れるものを投稿した。