目覚めた直後に考えるべきことは? 医師が推奨する「心身が整う」3つの朝活
代謝を良くし、消化力を高める「白湯」の効果
次にしてほしいのが、「白湯」を飲むことです。白湯は、心と身体を温めて代謝を良くし、消化力を高めてくれる、素晴らしい飲み物です。飲むだけですっきりとやせたり、お通じが順調になったり、吹き出物が消えたりします。しかも、お湯を沸かすだけでできてしまうので、ほとんどお金もかかりません。 白湯の作り方や飲み方には諸説ありますが、私がお勧めしているのは次の方法です。 まずやかんや鍋で、きれいな水を沸騰させます。このときの鍋はできれば銅製が良いでしょう。貧血気味で鉄分を補給したい女性であれば鉄鍋でも良いです。水は、水道水でも浄水器を通した水でもかまいませんが、結構味に違いがあるので、いくつか試してみて自分の好みの水を見つけると良いでしょう。 湯が沸いたら、換気扇を回して鍋のふたを開け、そのまま火を弱めて火にかけ続けます。湯量は徐々に減っていきますが、それは気にしないで大丈夫です。10~15分火にかけたら、白湯の完成です。熱いまま、息をふうふう吹きかけ、すするように少しずつ飲みましょう。 飲む量は、朝目覚めてからと、昼と夜の食事中にコップ1杯(約150cc)ずつ。5~10分かけてゆっくり飲み切ってください。あとは食事と食事の間に一口ずつ飲む程度。1日で800ccをめどにしてください。健康に良い白湯ですが、飲み過ぎも良くありません。 白湯を飲んでお腹の中が温められたら排泄が促されます。朝一で出ていなかったら、ここで排泄をして、お腹もスッキリさせましょう。このとき、時間が許すならば、シャワーや入浴で、身体全体を清めても良いでしょう。
誰でもできる簡単リラックス瞑想法
白湯を飲んだら、次にしてほしいのが「瞑想」です。 瞑想による恩恵は計り知れません。心と身体に深い休息が得られるので活動の質が抜群に良くなります。日常で受けているストレスや、劣等感や不安感が軽減し、自分に自信が湧いてきて、物事に対して肯定的になれます。多くの有名経営者が、生活の中に瞑想を取り入れているというのもうなずけますね。 瞑想というと、座禅を組んでヒーリングミュージックをかけて、と色々な方法がありますが、今回は、簡単に行なえる瞑想法をご紹介しましょう。 まず姿勢は、床にあぐらをかいてでも、背もたれのある椅子に座ってでも結構です。ただ、横になるのではなく、上半身は起こした姿勢で行なうようにしてください。部屋はわざわざ暗くしなくても結構です。そして、静かに座って楽な姿勢をとったら、そのまま1分間、目をつぶります。 そして1分経ったら、次に「アー」「イー」「ウー」「エー」「オー」と、「アイウエオ」の5音をゆっくりていねいに心の中で微かに思います。これを5分間繰り返しましょう。このとき、雑念が頭に浮かんでも、落ち着いて「アイウエオ」に戻り、心身の中で5音を響かせることに心を傾けます。 その後、そのままの姿勢で目をつぶります。心が落ち着いたら目を開けてください。この時間を過ごすことで、世界がより明るく感じられ、理想的なかたちで1日を開始することができるようになります。 最初はこの瞑想の「1分」「5分」「1分」は近くに置いた時計を見ながらになると思いますが、慣れてくると時計を見ずともだいたいの感覚で行なえるようになります。この瞑想は、朝だけでなく、夕方の時間、できれば日の沈む時間までに行なうこともお勧めです。 この「達成を受け取る時間」「白湯」「瞑想」を終えたら、本格的な活動のスタートです。軽く運動をしても良いですし、朝食を食べ始めても良いでしょう。私は、健康のために、10分程度をかけて、腕立て伏せ、腹筋、スクワットなどを行ない、その後、2度目のシャワーを浴びることを習慣にしています。 皆さんも、朝のルーチンに取り入れ、心と身体が喜ぶ1日を過ごすようにしてください。 さらに詳しく、蓮村氏の瞑想法(K-PVT)を知りたい方はこちらまで 一般社団法人コトハ・インテグラルリサーチ https://kotoha.or.jp
蓮村誠(医療法人社団邦友理至会理事長)