小池都知事が定例会見12月10日(全文2完)女性の活躍が都政をより豊かにしてくれている
北京五輪、外交的ボイコット表明の動きをどう思うか
毎日新聞:毎日新聞の斎川です。北京五輪についてお伺いしたいんですが、アメリカやイギリスなどが中国の人権問題を理由に政府関係者を派遣しない外交的ボイコットを表明しています。夏季大会の開催都市のトップとして小池知事、この状況をどのようにご覧になっているか、まずお聞かせください。 小池:今の世界の状況については、皆さんが報道されているとおりです。アメリカ、オーストラリア、イギリス、カナダ、外交ボイコットということで、そういう動きは承知をしているところであります。これは国がお決めになることだと思いますけれども、国益の観点から判断するというふうに表明しておられます。その動向を注視していくということであります。 今年のオリ・パラについても、主催都市としてどなたが来てくださるのかなということはありました。ただ、コロナということがあって、そして一方でマクロン大統領など、お越しいただいたということであります。あまり来られなかったので、マクロン大統領と結構長い時間お話しできたのは良かったのかなというふうに思っておりますけれど、よく注視していきたいと思います。 毎日新聞:もう1点だけ、ごめんなさい。小池知事自身、北京五輪に出席されたりとか、行かれるご予定だったり意思っていうのはありますか。 小池:基本的にお招きいただいておりませんし、今、海外に、どういう時期、2月からでありますけれど、行っても帰ってきてからの行動がかなり制約されることが予想されますので、厳しいですよね。
クーポンという手法をどう評価しているのか
東京新聞:すみません、東京新聞、原と言います。先ほどの政府による10万円給付の関連でちょっと確認したいんですが、10万円のうちの半額のクーポンという手法についての、小池知事、評価、どのように見ていらっしゃるのか。費用とか、それから事務手続きが煩雑だとか、金が掛かるとか、いろんな問題点も指摘されているので、そのクーポンという手法についての評価と、それから先ほどおのおの、区市町村の主体の事業であって、それぞれの事情で進めるべきだというお話がありましたけれども、これはすなわち、クーポンという手法が仮にあったとしても、現金給付というのも条件を付けずに自由に選択できるような仕組みであるべきだというような理解でよろしいでしょうか。この2つをお願いします。 小池:選択すべきだということよりも、国がそういうふうに、それぞれの自治体で決めろということを言っておられるんじゃないですか。 東京新聞:条件を付けずに自由に選択できるような手法が望ましいということでよろしいんでしょうか。 小池:だけど、基本的に手間であったり、印刷費であったり、それから印刷費含めてのコストの問題とか、おのずとあまり、選択肢はそうたくさんないんじゃないでしょうか。その中で区市町村がそれぞれのニーズに合った形で選択されるものというふうに理解されています。ただ、あまり、もう区市町村が混乱することのないように国として早期に具体的な基準を示していただくことが何よりも、今のどうするのという状況を落ち着かせる一番の方法ではないかというふうに思っております。以上です。 東京新聞:ありがとうございます。 小池:はい。ありがとうございました。 男性:お願いします。 小池:終わります。 (完)【書き起こし】小池都知事が定例会見12月10日