小池都知事が定例会見12月10日(全文2完)女性の活躍が都政をより豊かにしてくれている
女性管理職を増やして都政をどう良くしていきたいか
記者:あともう1点が、この前の都議会で代表質問、一般質問行われましたが、女性局長が答弁する場面が増えたように思われました。女性管理職を増やしていくということで、都政をどのように良くしていきたいのか、今年の総括と来年に向けての抱負をお願いします。 小池:女性の活躍については、本当にDXも周回遅れといわれ、女性の活躍も周回遅れといわれ、なんなんだという課題はあるわけですけれども、ただやはり、意思を持って、そして必要な人材を必要なポストに就けていく。その際に多様な考えも含めて進めるという意味では、わが国においては男性ばかりの、と言ったらあれですけど、そういう組織はもう数えきれないほどあるわけで、女性を意思決定の場に加えていくということは、政策であったり、企業の経営方針であったり、そういったことに厚みを増していく、そして新しい切り口を呼び込むという意味で、これは日本が成すべき課題の、上から数えても1、2、3ぐらいには入るべきものだと思います。 都においては役職で、管理職の女性ももうすでに立派に育っておられるわけで、今回も都議会の代表質問や一般質問のときにも答弁をしっかり行っておりますのは、例えば水道局長、それから公安局長、それから生活文化局長、オリ・パラ局長ということで、女性が今、とてもハードな局も含めて、局長の職を立派にこなしています。 これはほかの都府県や他の自治体、組織などとはかなり景色としても違ってきているのではないかと思いますし、先ほどのご質問などにもありましたように、やはり多様性をどう生かしていくかということは日本の、そしてまた各地域の課題だと思いますので、それをいち早く具現化して、そしてそういった姿を、また若手の職員も見ることによって啓発をされるという好循環を生み出していければというふうに思っております。基本的には男性も女性も適材適所でありますけれども、そういった意味で女性の活躍が都政をより豊かにしてくれていると、このように私は信じております。