甲子園禁止“ヤジ”にも集中力切らさず決勝打…ヤクルト“20歳の最強4番”村上宗隆が打点トップを突っ走るワケ
「ホームランを増やしても打率は上がります。もちろん、3割も打ちたい。それにフォアボールだったり、犠飛だったり、凡打だけど凡打ではなく、1打点になる打席、ヒットじゃないけれど、打数に入らない部分が大事になってくると思うんです。三振も減らしていかなきゃいけない。そこで僕の良さがなくなるというわけではありません。逆にもっともっと、まだまだ打てる。去年の数字がピークだと思っていないんです。これからが僕の本当のスタートだと思っています。去年の成績を上回ることは必ずできると思うし、しなきゃいけない。しっかりと自分と向き合いたいのです」 三振数は、現在17個でセで8位タイ。四球数は13個で5位タイ。三振を減らして四球を増やすというテーマも今のところ順調にクリアしている。何でもかんでもフルスイングでなく状況に応じて柔軟なバッティングができるようになってきた。得点圏でコンパクトにスイングされれば、弱点が減り、相手バッテリーは配球に困る。現在、本塁打数は3本だが、“無双・村上”の方が頼りになる。 「明日も勝てるように頑張ります」 ドラフト同期の日ハム・清宮幸太郎と大きな差をつけつつある20歳の村上は、実質2年目のジンクスをものともせず“最強4番打者“への道を歩み出している。