全日空が社長交代で会見(全文1)できるだけ若い世代から人選
ANAホールディングス傘下の全日本空輸は16日、社長人事を発表した。篠辺修社長が退任し、4月1日付けでANAホールディングスの平子裕志執行役員が昇格する。篠辺氏は同日付けでANAホールディングスの副会長に就く。両氏が16日に会見し、平子氏は「時代はますます一寸先は闇だが、持続的に成長できる礎を築く」と語った。 【動画】全日空の篠辺社長が退任へ、平子氏が昇格 両氏が会見 全日空の会見をめぐっては、同日午前に「重要な経営課題」について会見が開かれるとの報道があり、午後になって全日空側が「代表取締役の異動に関するもの」とのリリースを発表していた。
全日本空輸株式会社の社長交代の発表
司会:では、これよりANA、全日本空輸株式会社の社長交代の発表、ならびに記者会見を開始させていただきます。ではまず登壇者を紹介させていただきます。皆さまから向かって左側。全日本空輸株式会社代表取締役社長、篠辺修でございます。 篠辺:よろしくお願いいたします。 司会:そして向かって右側。取締役執行役員、平子裕志でございます。 平子:よろしくお願いいたします。 司会:では皆さま、お手元の広報リリースをご覧ください。まず篠辺修より、ごあいさつをさせていただきます。 篠辺:本日、たくさんの皆さまにお集まりいただきまして、ありがとうございます。多くの方は昨日の成田でのメキシコシティ線にも来ていただいて、本当にありがとうございます。本日については、今日8時半から全日本空輸株式会社の臨時の取締役会を開催しまして、隣におります平子裕志を全日本空輸株式会社の代表取締役社長に、4月1日から就任することを決めました。私のほうは別途、開催されましたANAホールディングスの臨時の取締役会で、4月1日からANAホールディングスの取締役副会長に就任することとなりました。ホールディングスの会長の伊東、それから社長の片野坂と共にANAグループのかじ取りをやっていきたいということでございます。以上が報告でございます。平子のほうから一言、ごあいさつをさせていただきます。 平子:はい。篠辺社長の後任として、本年4月から全日本空輸株式会社の社長を拝命いたしました平子裕志でございます。昨今の世界の政治経済の流れを見ておりますと、時代は、ますます一寸先、の様相を呈しておりまして、そのような中でもANAが耐久力を発揮し、持続的に成長していける礎を築くことが私の使命だと考えております。経営トップを担うことへの重責を、ひしひしと感じておりますが、ANAグループはお客さま満足と価値創造で世界のリーディングエアラインになるというグループ経営ビジョン達成に向けまして、ANAホールディングスと共にしっかりと連携を取りながらANAの経営を率いていきたいと思っております。誠心誠意、努めてまいりますので、皆さまのいっそうのご支援をよろしくお願いいたします。以上です。