【元銀行員が見た】富裕層に共通する習慣は?一般人との「お金の使い方」の違い2選
2024年10月18日、総務省統計より発表された消費者物価指数によると、総合指数は前年同月比は2.5%の上昇、生鮮食品も上昇傾向にあります。 ◆【図表】富裕層のピラミッドを見る モノの値段が上がり、日々の生活で家計が圧迫されていると感じている方も少なくないでしょう。 では、限られた収入の中で、どのように資産を増やしていけばよいのでしょうか。 野村総合研究所によると、富裕層は「純金融資産保有額が1億円以上5億円未満」となっています。 近年、富裕層の世帯数や資産保有額が増えている理由は、増えた資産をさらに投資などで運用しているためと考えられていて、資産形成に余念がありません。 本記事では、前半は富裕層の純金融資産保有額について、後半は元銀行員の筆者が見た富裕層のお金の使い方を紹介します。 富裕層の資産形成やお金の使い方を参考に、家計の見直しに役立てていきましょう。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
純金融資産保有額「1億円以上」の富裕層はどれぐらいいる?
2023年3月1日、野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層は149万世帯、その純金融資産総額は364兆円と推計」によると、富裕層は純金融資産保有額1億円以上の世帯を指しています。 【マーケットの分類】 ・超富裕層:5億円以上 ・富裕層:1億円以上5億円未満 ・準富裕層:5000万円以上1億円未満 ・アッパーマス層:3000万円以上5000万円未満 ・マス層:3000万円未満 ●富裕層と超富裕層の純金融資産保有額は364兆円 ・超富裕層:105兆円(9万世帯) ・富裕層:259兆円(139万5000世帯) ・準富裕層:258兆円(325万4000世帯) ・アッパーマス層:332兆円(726万3000世帯) ・マス層:678兆円(4213万2000世帯) 富裕層と超富裕層の世帯数は全体の約2.7%を占め、148万5000世帯です。 さらに富裕層と超富裕層は、純金融資産保有額1632兆円のうち、全体の22%の364兆円を保有しており、少ない世帯数で多くの金融資産を保有しているとわかります。