ワールドカップベスト8のフィジー代表にアメリカ代表がチャレンジ。パシフィックネーションズカップ準決勝
FWを見ると、フロントローは両PRがジャック・イスカロー、アレックス・モーガンの2人は変わらないが、HOはケペリー・ピフェレッティが控えに回り、先週デビューした元アイルランドU20代表のショーン・マクナルティーが先発に上がった。LOはキャプテンのグレッグ・ピーターソンがベンチに下がり、ジェイソン・ダムがビリアミー・へルーとコンビを組む。
バックローはFLパディ・ライアンとコーリー・ダニエルが引き続き先発するが、NO8はオーストラリア出身で、日本の栗田工業でプレーしたこともあるジェイムセン・ファナーナ・ショルツから、トンガにルーツを持つイングランド生まれのトーマス・トゥーアバオに替わった。
BKは南アフリカ生まれでアメリカ育ちのSHルーベン・ダハースは2戦連続の先発となるが、SOはルーク・カーティが欠場し、クリス・マッティーナがスターターとなりハーフ団を形成する。
CTBは元イタリア代表で父方の祖父の出身であるアメリカ代表に変更したトンマーゾ・ボーニはメンバー外となり、ドミニク・ビーサッグがタビテ・ロペティとコンビを組む。
WTBはゲームキャプテンを務める45キャップのベテランWTBネイト・オウグスバーガーと、コーナー・ムーニハムが引き続き先発に入り、FBはミッチ・ウィルソンから元7人制ウェールズ代表で、この試合が15人制アメリカ代表初キャップとなるトビー・フリッカーに代わった。
また、ベンチにはこの夏U20アメリカ代表としてプレーした大学生のSOランド・サントスが初キャップをうかがっている。
ローレンスHCは、「私たちが選手たちに求めているのは、一貫性とパフォーマンスであり、それは私たちがキャンペーンの重要な要素としている3つの柱、すなわち規律、つまりテストマッチのプレッシャーに耐えられるかどうか、肉体的な強さ、そしてボールを扱う勇気であるかどうかにかかっている」。
「ゲームプランは変わらないが、リードしているとき、あるいはビハインドでプレーしているときに実行できることをいくつか用意した。今週も強力なベンチを選んだ。カナダ代表戦と日本代表戦では、ベンチメンバーのパフォーマンスが18%から41%に上がった。だからこの部分をまた向上させたい」と意気込んでいる。