【天皇賞秋】全頭徹底診断は満点適性が３頭！気になるドウデュースのジャッジは？／坂上明大の重賞血統査定
ベラジオオペラ
３代母エアデジャヴーは１９９８年オークス２着馬。ロードカナロア×ハービンジャーの本馬は緩い馬体が目立っていましたが、古馬になってからネジが締まって本格化。末脚の持続力を活かす競馬がピッタリで、大阪杯のような阪神内回りの中距離戦がベストの舞台でしょう。東京芝２０００メートルでは瞬発力面で劣るだけに、積極策でセーフティーリードを取りにいきたいところです。 適性評価：★★★ 素質評価：★★★★
ホウオウビスケッツ
名種牡馬キングカメハメハの母であるマンファスを３代母に持ち、母ホウオウサブリナはマンファスの３×２を持つ野心的な配合馬。本馬はマインドユアビスケッツ産駒のスピード馬で、父譲りの先行力と母譲りの底力が持ち味となっています。また、母母父にはディープインパクトの血を持ち、水準以上の瞬発力も兼備。苦手条件の少ないオールラウンダータイプです。 適性評価：★★★★ 素質評価：★★
マテンロウスカイ
母レッドラヴィータは重賞３勝馬レッドデイヴィス（２０１１年シンザン記念、毎日杯、鳴尾記念）の３／４同血の妹で、自身も芝１４００～１８００メートルで３勝。モーリス産駒の本馬はサンデーサイレンスの４×３、Amerigo≒Hornbeamの６×５を持ち、父の産駒としては水準以上の末脚力も兼備しています。直線の長いコースでの好走実績も十分で、舞台適性は決して低くありません。 適性評価：★★★★ 素質評価：★★
リバティアイランド
母ヤンキーローズは２０１６年スプリングチャンピオンＳなどＧⅠ２勝の活躍馬で、母母CondesaarはMonroe≒Sex Appealの２×３を持ちます。２０１９～２０年優勝馬アーモンドアイとは父父にキングカメハメハを持つ点、Sex Appealの血を増幅している点が共通し、特に本馬はオーストラリア産馬の母の子らしい筋肉量豊富なスピードに優れた好配合馬といえるでしょう。３歳秋以降は長い距離を中心に使ってきましたが、筋肉質でまとまった馬体からも本質は芝１６００～２０００メートル向き。今回の条件替わりは非常に楽しみです。 適性評価：★★★★★ 素質評価：★★★★★
レーベンスティール
リアルスティール×トウカイテイオーらしいスレンダーな体つきですが、母母父リアルシヤダイから受け継ぐ馬力も兼備。身体が締まってきた現在は弱点の少ない中距離馬に仕上がってきており、東京芝２０００メートルでも大きく崩れることはないでしょう。ただ、ＧⅠ実績馬との比較では、少々血統面での底力で劣る感は否めません。 適性評価：★★★★ 素質評価：★★★
東スポ競馬編集部
