【天皇賞秋】全頭徹底診断は満点適性が３頭！気になるドウデュースのジャッジは？／坂上明大の重賞血統査定
ダノンベルーガ
母コーステッドは２０１６年ＢＣジュベナイルフィリーズターフの２着馬で、本馬の半妹には秋華賞２着馬ボンドガールがいる良血馬です。母はLyphard、Danzig、Blushing Groomを併せ持った機動力型の配合形ですが、産駒には後躯の甘さが伝わっており、ハーツクライ産駒の本馬も中団待機からの末脚勝負が基本。天皇賞秋では３、４着と堅実な走りを見せており、今年も持ち味である末脚の持続力に期待したい一頭です。 適性評価：★★★★★ 素質評価：★★★★
ドウデュース
母ダストアンドダイヤモンズはダート短距離の北米重賞勝ち馬で、父ハーツクライにスピードを強化した典型的な成功パターン。ただ、その分５００キロ強の雄大な馬格を有しており、馬体が完成した現在は軽い馬場でLyphard的機動力を活かす競馬がベストでしょう。昨年の有馬記念がベストパフォーマンスではありましたが、重馬場の宝塚記念よりは本馬に向く舞台になりそうです。 適性評価：★★★★ 素質評価：★★★★★
ニシノレヴナント
３代母ニシノフラワーにさかのぼる牝系に属し、本馬はサンデーサイレンスの３×４を持つネロ産駒。ネロ×コンデュイット×アグネスタキオンという米欧日のミックス配合で、どんなコースでも堅実な末脚を見せてくれています。ただ、東京芝２０００メートルで一線級相手となると、本馬の強みもアドバンテージとまではいえそうにありません。 適性評価：★★★ 素質評価：★★
ノースブリッジ
母アメージングムーンは２０１２年ファンタジーＳ３着馬で、同馬の半兄にはローレルゲレイロ（２００９年高松宮記念、スプリンターズＳ）がいる良血。本馬はモーリス産駒の中距離馬で折り合い面に課題のある馬でしたが、前走の札幌記念ではスムーズに折り合っての快勝とまさに充実期に突入しています。瞬発力勝負では分が悪いですが、東京芝１６００～２０００メートルの平均ペース以上なら積極策で押し切ってしまうのがモーリス産駒の特徴。うまくペースをコントロールできれば粘り込みがあっても驚けない一頭です。 適性評価：★★★★ 素質評価：★★★
