邦人退避、空自機3日にも出発 レバノン近隣国へ
イスラエルと親イラン民兵組織ヒズボラの戦闘が激化するレバノンからの邦人退避に備え、航空自衛隊のC2輸送機2機が3日にも、近隣のヨルダンとギリシャに向けて、空自美保基地(鳥取県境港市)を出発する見通しとなったことが2日、関係者への取材で分かった。両国で待機し、情勢を見ながら退避に向けた準備を進める。 【動画】イラン、イスラエルに報復 弾道ミサイル180発以上 4月以来、中東緊迫
レバノンには50人程度の日本人が滞在。外相から自衛隊法の規定に基づく要請を受け、木原稔前防衛相が9月27日、両国への派遣を命じた。自衛隊は空自航空支援集団司令官を指揮官とする統合任務部隊を約500人態勢で編成。関係者によると、飛行ルートに位置する各国と、領空通過や給油などの調整がついた。