「水を買うなんてもったいない」という母。ミネラルウオーターを水道水に変えたらどのくらい節約になりますか?
普段当たり前のように使用している水ですが、飲料水として使用する場合に、ミネラルウオーターと水道水とではどの程度料金に差があるのでしょう。母親からミネラルウオーターの費用を指摘され、気になっている人もいるかもしれません。 今回は、両者の料金の比較や、どちらがどの程度お得になるのかについて解説します。
1リットルのミネラルウオーターを購入するといくらかかる?
ミネラルウオーターは、スーパーやコンビニなどで、2リットル100円程度で購入可能です。単純計算で1リットルでは半分の50円程度となります。
1リットルの水道水の料金はいくらかかる?
自宅で水道水を1リットル使用した際の料金は0.2円程度です。ミネラルウオーターを1リットル購入する場合は50円程度がかかるため、およそ250分の1の価格になります。
1ヶ月の平均的なミネラルウオーターの消費量はどのくらい?
日本ミネラルウォーター協会の統計によると、2018年~2022年までの5年間におけるミネラルウオーターの一人当たりの消費量は表1の通りです。 表1
※一般社団法人日本ミネラルウオーター協会「ミネラルウオーターの1人当り消費量の推移」を基に筆者作成 統計を確認すると、年々ミネラルウオーターの消費量が上昇傾向にあるようです。直近の2022年では、年間で約37リットルを消費しているため、単純計算で月に約3リットルのミネラルウオーターを購入しており、150円程度かかっていることになります。 一方で、飲料水として月に3リットルの水道水を使用すると0.6円程度となり、ミネラルウオーターよりも水道水の方が圧倒的に安く済みます。
水道水の飲用状況
水道水の飲用状況としては、そのまま飲むという方もいる一方で「沸かして飲んでいる」「浄水器を通して飲んでいる」などのような意見も多くあるようです。理由としては以下のような意見があげられています。 ・おいしくない ・ミネラルウオーターの方が体によさそう ・水質が不安 水道水には塩素が含まれており、塩素特有のにおいや味が「おいしくない」「水質が不安」といったような意見に反映されているのでしょう。しかし、塩素は水道水を浄化させるために使用されるものであるため、体には無害であり、そのまま飲料水として飲んでもまったく問題はありません。 水道水をおいしく飲む方法としては、水道水を冷蔵庫などで冷やす方法があります。塩素特有のにおいを感じにくくなり、よりおいしく感じられるでしょう。