「表現の不自由展」中止問題 津田大介氏が会見(全文3完)脅迫メールが770通
オープンな話し合いの場が必要
そしてガバナンスの問題も含めた、この検証委員会の中間報告、これも僕は待つべきだと思います。先ほど岡本さんのほうから知事との協議ができていないというお話だったんですけれども、僕自身は「不自由展」の方々と協議を始めたいと思っています。そして「不自由展」の実行委員会だけではなくて、「不自由展」に参加された作家、実行委員会、そして「あいちトリエンナーレ」に参加している作家、ボイコットしている作家もボイコットしていない作家も含めた作家、そして何より愛知県民その他有識者等も含めたオープンなディスカッションの場を複数設けて、話し合いが必要だと思っています。 これらを経て次の段階に進めるということ。ただし、やはり会期が残り限られているわけですから、このハードルをクリアするのが難しいということで、実質的に再開ができないのではないかというふうに報道するメディアもあれば、再開に向けて動いているというふうに考えるメディアもあるということ、これなかなか僕の立場では明言することもできませんし、また僕の一存で決めることもできないというところが非常に難しいところです。 ただ、1つお伝えしたいのは、もともと僕はこの企画を2015年に見て非常に感動したんです。これをきちんとパブリックセクターで説明しながら議論のきっかけとしてやることに大きな意味があると思ってやったことなので、僕自身が75日間この企画を見たかったので、やはり3日で終わったということ、この結果にはまったく納得していません。だから、その意味ではきちんとこのハードルをクリアして会期中への再開を目指したいとは思っています。しかしそれに対して僕が今、明言することはできないという状況です。 司会:もう【キジ** 01:10:10】終わりで。2時からでよろしいですか、2時から。時間がなくて。 津田:直接伺います。僕いるので、ここに。 司会:それは直接、本人さんに言っていただいてもいいですか。すいません、お願いします。 津田:ありがとうございました。 (完)【書き起こし】「表現の不自由展」中止問題 津田大介氏が会見