【エレガントなミッドサイズSUVの中古車チェック】アルファロメオ、レンジローバー、BMW、アウディ、メルセデス・ベンツ、そしてポルシェ
スポーティでダイレクトなステアリングも、ステルヴィオの回転半径がベストとは言えないまでも、非常に機敏だ。中古車におけるディーゼルのシェアは60%以上で、よく整備されたベーシックドライブが24,000ユーロ(約380万円)から、510馬力のクアドリフォリオが40,000ユーロ(約640万円)からとなっている。
弱点:ステルヴィオが最新のマトリクスヘッドライトを獲得するのに2023年までかかった。古いモデルはキセノンライトがせいぜい。フロントカメラに不具合が発生し、数種類のアシスタントシステムが麻痺する。アルファは2020年にインテリアの素材をアップグレードした。若いモデルでも、風切り音が比較的強い。操作は回転式プッシュボタンで比較的うまくいくが、音声では複雑になる。
生産期間:2017年~ • パワー:150~520馬力 • テスト時燃費:13.8km/ℓ • 価格:24,000ユーロ(約380万円)より
レンジローバー ヴェラール
エアサスペンションを標準装備した全長4.80mのヴェラールは、そのサイズ、高貴な雰囲気、そして7万ユーロ(約1,120万円)弱から始まる新車価格から、私たちのミッドレンジセレクションにはまったく当てはまらない。しかし、中古車としては同じ価格帯である。さらに、後席スペースは決して広くはない – BMW X4と比べても
初回購入者のほぼ半数が、ヴェラールに搭載される4気筒エンジン(ディーゼルおよびガソリン)に満足している。しかし、ランドローバーが2020年末からヴェラールに搭載している直列6気筒エンジン(ディーゼルおよびガソリン)の方が完成度は高い。ちなみに中古車のディーゼルの割合は70%である。
弱点:リトラクタブルドアハンドルの動作が遅すぎることが多く、故障することもある(伸縮しない)。格納式オートマチックロータリーノブも伸びるのに時間がかかる。SCR触媒コンバーターのNOxセンサーが故障することがある。エンジンの損傷は2リッターディーゼルで発生:伸びたタイミングチェーンがスライドレールからプラスチックを押し出し、オイル回路を塞ぐことがある。V6ディーゼルでは、主にベアリングシェルとクランクシャフトに不具合が発生し、時にはオイルポンプの故障も原因となる。クラッシュやインフォテインメントシステムのフリーズは、特に初期モデルにおきやすい。