上智大生の座談会トーク! 一般受験・公募推薦・指定校推薦によって、勉強法や塾選びは違う?
合格の秘訣は、徹底した予習と復習の繰り返し
司会:合格に向けて、どんな勉強をしていましたか? Aさん:毎日、5~6時間くらい勉強していました。苦手よりも得意を伸ばそうと考えて、英語・国語・歴史の記述試験対策に力を入れました。記述ができれば共通テストで解けない、なんてことはないですしね。 対策としては、言語系はとにかく同じ単語帳を愛用していました。例えば、英語は音声付きの『システム英単語』を使っていて、日常的に耳からも触れていました。歴史では、学校の先生が作ってくれる授業プリントが役立ちました。時代の流れや穴埋めで単元ごとに振り返られるようになっていたので、過去問と行き来していました。苦手な数学は、『青チャート』より手軽な旺文社の『標準問題精講』を使い、模試の復習をしていました。 すべてに共通しますが、とにかく同じものを何回も繰り返して定着させることが重要だと思います。 Bさん:私も過去問に注力しました。TOEFLの過去問の他に、上智の試験に活きたのは、早稲田大学の国際教養学部の過去問でした。1日3~4題を解き、1つの過去問を3周しましたね。 3年の夏から始めたエッセイ対策では、長文を読む力の他に、適切な単語や言い回しを使って自分の意見を書く力も必要になります。長文を読んでエッセイを書き、添削をもらってまた書くの繰り返しで、とにかく量をこなしていました。塾に通う頻度も、1・2年生の頃は週1回でしたが、3年生では週4~5回通っていましたね。 Cさん:私は、学校の授業の予習をコツコツ続けていたことが活きました。得意だったのは英語で、授業で使う長文の中で、わからない単語や文法を徹底的に調べて、授業で何を聞かれても答えられるようにしていました。紙の辞書を使って黄色のマーカーで印をつけていたのですが、最終的には辞書が真っ黄色になるくらい(笑)。 Aさん:すごい! 逆に苦手な科目はどう勉強していた? 全教科で評定4.0以上って大変そうだけど。 Cさん:苦手な科目はやっぱり数学。高校1年生の時は赤点を取りそうだったし(笑)。学校では『青チャート』を使っていたのですが、予習してもまったくわからないことが多くて。朝、学校で数学が得意な友人に解説してもらったり、先生に質問しに行ったりして勉強しました。期末テストも毎回頑張っていたので、その蓄積で、自然と学力はついてきたと思います。