上智大生の座談会トーク! 一般受験・公募推薦・指定校推薦によって、勉強法や塾選びは違う?
全9学部29学科が1つのキャンパスに集まり、複合的な学問領域をカバーする上智大学。毎年多くの学生が世界各国に留学するなど、グローバルな環境が特徴だ。そんな上智大学は現在、一般選抜入試だけでなく、学生の特性やバックグラウンドに合わせて多様な受験方式を導入している。 今回は、一般受験・公募推薦・指定校推薦に焦点を当て、自分に合った受験方式や塾の選び方、合格に向けた勉強方法について、現役学生にエピソードを伺った。(執筆者:学生新聞インターン 上智大学3年 吉川みなみ) 【グラフ】今の大学入試は「一般選抜」が少数派? 国公立・私立別の割合を見てみる
上智大学が提供する多様な学び
司会:まず、自己紹介をお願いします。 Aさん:経済学部 経済学科3年生です。現在は、ミクロ・マクロ経済を学んでいます。関東の県立高校出身で、一般選抜の共通テスト併用方式で受験しました。共通テストと学部学科試験の受験が必要で、高校3年生から東進ハイスクールに通っていました。 Bさん:国際教養学部 国際教養学科3年生です。現在は、美術や文化などの分野を中心に英語で学ぶ、比較文化コースを専攻しています。私も関東の県立高校出身で、公募制推薦で受験しました。高校1年生からトフルゼミナールという英語特化塾に通い、対策していました。 Cさん:文学部 新聞学科3年生です。現在はジャーナリズムコースを専攻し、メディア報道などについて学んでいます。九州の県立高校出身で、指定校推薦で入学しました。塾は地元の集団予備校に通って、学校の勉強を補っていました。 司会:上智大学とその学部を選んだ理由は何ですか? Aさん:歴史に影響する経済問題に関心があったからです。高校時代は文系で、世界史と日本史を選択していました。その中で、各国の経済状況の変化が歴史に反映されていることに気づき、この興味を経済の視点から深掘りしたいと思いました。正直に言うと、上智は第一志望の滑り止めだったのですが、当時の私は“ソフィア”という響きに引かれたんだと思います(笑)。 Bさん:響きは大事だよね(笑)。 私は、やはり上智はグローバルな印象が強かったからです。幼少期から英会話スクールに通っていたこともあって、英語力を活かして学びを広げていきたいと思っていました。初めは他の大学も考えていましたが、上智の国際教養学部はオールイングリッシュの環境がより強いこと、学びながら専攻を決めるカリキュラムだったこと、学部の人数も少なめで雰囲気が自分に合っていたことなどから、高校1年生の時に「ここだ!」と決めました。 Cさん:高校1年生で志望校を決めたのは、早いね。私は高校3年生だったな。高校2年の頃は、言語に興味があったので東京外国語大学も考えていたのですが、卒業後、どんな仕事に結びつくのかイメージがつかめなくて。そんな時、中学生から「記者になりたい」と思っていた夢を思い出し、新聞学科なら実現しやすいと思って決めました。キャンパス内にテレビセンターがあることも魅力的で、「テレビ局の記者になれるかも!」とも思いましたね。