目の疲れからくる肩こりや軽い頭痛をスッキリやわらげる!頭のツボを刺激する「うさぎのポーズ」
スマホやパソコンの長時間利用で目が疲れ、それに伴う肩こりや頭痛に悩まされることはありませんか?頭頂にある百会(ひゃくえ)と呼ばれるツボを刺激する「うさぎのポーズ」で、疲れやこりをやわらげてみましょう。 *写真で詳しいやり方を見る→目の疲れからくる肩こりや軽い頭痛をスッキリやわらげる!頭のツボを刺激する「うさぎのポーズ」 ■目が疲れると肩こりや頭痛につながるのはなぜ? 目の疲れが肩こりや頭痛を引き起こす原因として、自律神経の働きが大きく関係しています。 目の疲れが続くと脳がストレスを感じ、交感神経が活性化します。この状態が長引くと、体が緊張し、血流が悪化して肩や首の筋肉が硬直、肩こりや頭痛が生じます。また、交感神経が優位になることで、副交感神経の働きが抑制されて体がリラックスできなくなり、症状が慢性化することもあります。 これらの不調を改善するためには、目を休ませて自律神経を整えることが大切です。また、頭部にある「百会」というツボを刺激することも、リラックス効果を高め、症状の改善に役立ちます。 ■頭のツボ「百会」 「百会」は、多くの経絡(エネルギーの流れ)が交わる場所を意味します。このツボを刺激することで、次のような効果が期待できます。 ・頭部への血行促進による、軽い頭痛やめまいの緩和 ・目の疲れや顔のむくみの軽減 ・肩こりや首こりの緩和 ・自律神経のバランスを整え、心身の緊張やストレスの軽減 今回は、百会のツボを刺激できる「うさぎのポーズ」をご紹介します。このポーズでは頭が心臓よりも低い位置に来るため、血流がおだやかに頭部に巡ります。 ■頭頂のツボを刺激する「うさぎのポーズ」 ※ 首を痛めている方や、頭を下げるとめまいやふらつきを感じる方、緑内障などで眼圧が高い方はこのポーズを避けてください。 <やり方> ① 正座から上半身を前に倒しておでこを床につける(チャイルドポーズ)。 ② 両手を顔の横につき、息を吸いながらお尻を持ち上げていく。このとき、頭の接地部分をおでこから頭頂の方へ少しずつ移動させる(床が固い場合は、頭頂の下にタオルをあてると負荷が軽減される)。首の後ろから背中にかけての伸びも感じながら、3-5秒程度から始め、慣れてきたら少し長めにキープ。 ③ 終わったらお尻を下ろし、チャイルドポーズで少し休んでから頭を起こして起き上がる。 ※首の後ろに過度な負担がかからないように、お尻を上げたり下げたりする動作はゆっくりと行う。 ライター/吉田加代子(ヨガ講師)
吉田加代子