大阪府・吉村知事が定例会見10月21日(全文4完)ハロウィーン、集まって大騒ぎは控えて
大規模接種会場を継続する考えは
毎日新聞:毎日新聞の石川です。コロナのワクチンのブースター接種についてお伺いします。先日の囲み取材の中で、ブースター接種に関しては接種能力は足りる見込みだということで、市町村が12月以降対応すべきだというようなお話されておりました。国からはブースター接種に関して、例えば1回目、2回目、モデルナを打ったけれども、そのあとファイザーを打つとか、その逆だとか、いわゆるメーカーがクロスするような接種の仕方について認められるかどうかという、まだ認識、示されていませんけれども、もしこれが認められないとなった場合には、もしかしたら市町村だけの対応では難しくなってくるかもしれませんが、その辺りでもし何か、大規模接種会場を継続するとか、お考えありますでしょうか。 吉村:もし3回目のブースター接種がモデルナの人はモデルナでなければならないということとなれば、それは大阪府としても考えていきたいと思ってます。ただ、それは時期が8カ月後になりますんで、モデルナのワクチンが接種開始されたというのが、これが何月ぐらいでしたかね。6月ぐらいかな。なので、その8カ月後ということですから、来年の2月ぐらいになります。 なので、最初の3回目のブースター接種についてはファイザーで、特に医療従事者中心になりますので、まずはそこからスタートをして、その間に国が方針決めると思いますので、それに応じて、必要であれば判断をしていきたいと思いますが、来年の2月以降、かなり先の話なので、その時点で国の方針が決まれば判断をしたいと思います。
ブースター接種に対する府のスタンスは
毎日新聞:もう1点、すいません。コロナ会議などでもブレークスルー感染の状況なんか、数値も出てきてます。1回目、2回目の接種に関しては府としてもいろんなキャンペーンを張ったりとかして、ぜひ接種を、というふうに呼び掛けていらっしゃったと思いますけれども、このブースター接種に対する府のスタンスとしては積極的に接種してもらいたいのか、その辺りどういう立ち位置なんでしょうか。 吉村:ええ。もちろん積極的に接種してもらいたいと思いますが、ただ、今、本当にお願いをしたいのはやっぱり若い方の接種の、まだ1回も受けられてない方がいらっしゃいますので、そしてその接種については大阪府の大規模接種会場、これは国もそうだし、大阪市の大規模接種もそうですけれども、10月末で終了します。言ってもあと10日で終了いたしますので、その情報をたぶん若い方でもご存じない方もいらっしゃるんじゃないかな、思います。 ぜひここは報道機関の皆さまにもご協力もお願いしたいところだとは思うんですけれども、10月30に大規模接種会場はもう国も、府も、大阪市も、そこはもう終了いたしますので、そのあと受けようと思ってもなかなか受ける機会がありません。今は予約もせずに受けれます。予約でももちろん受けれますし、即日でも受けれると。十分、枠はものすごく余ってる状況なので、ぜひ今のうちに若い世代の皆さんで、ワクチン接種希望される方はぜひ接種をお願いしたいと思います。 もちろん、これはワクチン接種するかどうかは個人の自由なので、接種しないと判断されてる方はいいんですけど、いろいろ話してるとワクチンは受けるつもりだけど、いつか受けれるだろうとか、チャンスがあったら受けにいこうと。ただ、ちょっと仕事もあるしなっていう、どっちかっていったら接種意向はあるんだけれども、そこまでなかなか時間を明確につくってという方じゃない方も、実はたくさんいらっしゃると。こういう話も聞いてます。その方がじゃあ感染が増えてきたときに、じゃあ行こうかとなっても、打つ場所がもうないということにはなりますので。 そういった意味ではぜひ、特に20代、30代、若い世代の方、現時点で今、大阪府の1回接種した方っていうのはだいたい60%から50%ぐらいの数字ですから、そういった世代の方に、ぜひまずは打っていただきたい。それは10月30に大規模接種会場は終わるんですっていうことを知っていただきたいと思います。