ジャガーがブランドを再構築。新しいブランドアイデンティティを発表
11月19日、イギリスのジャガーはブランドの完全な再構築を発表し、新しいブランドアイデンティティを使用すると発表した。ブランドは、そのルーツとなる創業者ウイリアム・ライオンズ卿の信念『コピー・ナッシング』まで立ち戻るとした。 【フォーミュラEを戦うジャガーTCSレーシング】 1935年に創業されたジャガーは、現在はジャガー・ランドローバーのブランドのひとつとしてSUVやセダン、スポーツカーのFタイプをリリースしている。またモータースポーツ界では、過去には1950年代のスポーツカーレース、1980~90年代のグループCでの活躍、ツーリングカーレースなど、そのブランド力をアピールした。また2000~2004年にはF1にも参戦した。 現在はジャガーTCSレーシングとしてフォーミュラEに参戦しているジャガーだが、ブランド全体が大きな変革を遂げることになった。新生ジャガーブランドの世界のあらゆる側面を支えるクリエイティブな哲学『エグズベラント・モダニズム(活気あふれるモダニズム)』によって定義される。大胆なデザイン、意外性、独創的な考え方を取り入れ、“臆することのないクリエイティビティによって注目を集めるブランドキャラクター”を創り出す。 「ジャガーのルーツは独創性にある。創業者であるウイリアム・ライオンズ卿は『ジャガーはア・コピー・オブ・ナッシング(なにもののコピーではない)』という哲学を唱えていた。今日のジャガーに対する我々のビジョンは、この哲学に基づいている」と語ったのは、ジャガーのチーフ・クリエイティブ・オフィサーであるプロフェッサー・ジェリー・マクガバンOBE。 「新生ジャガーは『エグズベラント・モダニズム』を中心に据えて構築しており、あらゆるタッチポイントにおいて想像力に富み、大胆でアーティスティック、そしてユニークで臆することのないブランドだ」 「これは、ジャガーの本質を取り戻し、それをかつて愛された価値観に回帰させながら、現代のユーザーに適したものへと再構築する試みだ。私たちは未来に向けてジャガーを創造し、ユーザーのライフスタイルやジャガーコミュニティを豊かにするブランドとしての地位を再構築したいと考えている」 新ブランドは新しいデバイスマーク、直線的なグラフィックによるストライクスルー、豊かな色彩、躍動するジャガーを表現したおなじみの『リーパー』から構成される。 [オートスポーツweb 2024年11月19日]