「女優になりたい」18歳・園田あいかネクストブレークなるか
5歳から飽きない芸能 モチベーション支える人間関係
芸能活動では、ずっと大人に囲まれてきた。 「5歳からこの世界に入って、私が一番年齢が下ということが多くて、いろんな大人を見てきて、思うことはあるけど口に出せない、という環境がずっとありました。そんなときは自分で自分とお話して、そこでいろいろ思うことがたくさんありました。私は意外と自分の気持ちを口に出して表すことは苦手で、書くことのほうが好きなので日記を書いて自分と向き合い続けています。ただ、マネージャーさんや大人の人と話をすること自体は楽しいです」 これまで、芸能の仕事をやめたいと思ったことは一度もないという。 「『やめたいな』って口に出したことはあるんですけど、それは嘘で、『絶対できるんだ』と思っているからこそ言えるというか。本当にやめたくなったら、口には出さずにやめていると思うんです。私、飽き性なんですけど、この仕事に関しては5歳から気持ちが変わっていなくて、自分でもびっくりします」
モチベーションを支えるのは、人間関係だ。 「関わった人たちと一緒に、もっと広い世界を見たいんです。以前は自分がよければいいんだ、とか思っていたんですけど、成功するためには道をつくってくれる人が必要だし、周りの人は自分自身と同じぐらい大事なんじゃないかって気づいたんです。関わってくださっている人たちを他人って見ちゃだめだな、って。人とのつながりが人生で一番大事だなって思います」 日本での活躍はもちろんのこと、映画やドラマのクオリティーがこのところ高い評価を受けている韓国でも女優として活躍したいという夢がある。 「いま、たくさん話題になる作品をつくっているなって。完璧主義的なものを感じるんです。日本はアイドルでも若手の女優でも、素朴な感じで応援したくなる。韓国はストイックで自分に甘えないで、っていうものを感じる。どちらがいい悪いじゃないんですけど」 今年をジャンプアップの年にできるか。見守りたい。 (写真と文:志和浩司)