社会経済活動「開始時期は慎重に」 感染再拡大「11月以降にないとは言えない」―東京都医師会・尾崎会長
東京都医師会の尾崎治夫会長は14日、記者会見で、新型コロナウイルス対策に関連して「政府がワクチン接種が終わった方と、PCR・抗原検査をうまく併用しながら、社会経済活動を動かしていくと提案しているが、時期をどこでスタートするというのは真剣に、慎重に考えていかなければならない」と語った。 【動画】東京都医師会が会見 社会経済活動「開始時期は慎重に」
尾崎会長は、東京都内の日々の新規陽性者について「1000人を割るくらいの数値になってきており、(前週と比べた)週の増加率もだいたい0.55くらいになっている。今後さらに感染がこの時期は減ってくる可能性が高い」と減少が続くのではないかとの見解を示した。 一方で、ワクチン接種の進み具合やデルタ株への効果など不確定要素があることなどを前置きし、「一度下がった状態がまた上がってくるという可能性が特に11月以降に全くないとは言えない状況。一番悪い事態を想定して備えていくことが大事になってくる。『第6波』が来るか来ないか分からないが、来るとすれば今後も気を緩めないで準備をすることが必要だ」と語った。