大阪府・吉村知事が定例会見7月7日(全文2)3週間から1カ月が適切だろうと
4波のあとに後遺症の相談が増えたのか
読売テレビ:後遺症の相談センターに関してなんですけれども、これを今やられるというのは、やはり4波が終わってはいないと思うんですけれども、4波のあとに後遺症に関する相談がかなり増えたっていうことが背景にあるんですかね。 吉村:そうですね。4波も踏まえてにはなりますけれども。そもそも後遺症についてはさまざまなところでご意見もあって、これは議会でもご意見もありました。いろんなところからの相談もあり、後遺症に対する相談の対応をやるべきじゃないかっていうのは、声上がってましたので。今回、受診可能な医療機関70機関のご協力を得られることができましたので、システムとして、これまでも相談はある意味受け付けてたんですけども、こうやって事業としてきちんと構築してやろうということです。第4波で急に、というわけではないとは思いますけど。 今、現状で、保健所のヒアリングベースでいくと、9保健所の合計で月、約200件ぐらい。正確なデータはありませんけれども、そういう相談が、後遺症に関する電話相談も寄せられているというふうに聞いています。ですのでやはりこれを見ても、もちろん第4波で非常に多くの方、5万人の方が新規陽性者になりましたので、そこの治療を終えられた方の数も当然増えてるし。これ、どのぐらい増えたかちょっと今、僕の手元では分かりませんが、後遺症の相談は非常に多いというのも聞いてましたから。で、今申し上げたとおり、現状でいくと9保健所の合計で月、約200件ぐらい来てますので、きちんとした制度を構築しようということで制度を構築したということです。 読売テレビ:ありがとうございます。 司会:次の方。では読売新聞。
苦しんでいる女性に呼び掛けがあれば
読売新聞:読売新聞の太田です。発表事項のドーンセンターでの女性の支援なんですけども、コロナ禍で苦しんでる女性の支援をされるということなんですが、知事として期待されてることと、それから府内で苦しんでる女性の方に何か呼び掛けなどがあればお願いします。 吉村:1人で悩みを抱えずに、どんどん相談をしていただきたいと思います。もちろんプライベートの情報は守りますし、予約も不要なので、行き先がなく困ったという方については、どんな相談でもコロナ禍に関する相談は受け付けます。専門のカウンセラーがいて、きちんと秘密も守りますし、適切に対応していきたいと、専任で設置をいたします。ぜひ、もうお気軽に相談をいただきたい。悩まずに、悩みを抱えずに、お1人で抱えずに相談をいただきたいと思います。 そういった意味で、できるだけハードルを下げたいという理由で予約もなしにしました。通常は事前予約のための電話のボタンを押すというところから始まるんですけど、もうそれもなしにしましたので。もうふらっと、大阪城公園の横にあるドーンセンターに立ち寄っていただければ対応いたしますので、そこで同じ悩みを抱える方と交流をされたり、あるいは解決策についてカウンセラーが相談を受け付けますので、1人で抱えずに気軽に相談をいただけたらと思います。コロナ禍で収入の面、それから生活の面で、さまざまな課題、困難を抱える女性の方はたくさんいらっしゃいます。決してお1人だけでは、自分だけではありませんので、同じ悩みを抱える方もたくさんいらっしゃるので、特別なことと思わずに、お気軽に相談をいただけたらと思います。 読売新聞:あと、まん延防止等重点措置の今回、延長に関してなんですけども、東京都のほうではまん延防止の延長に合わせて、酒類提供の原則禁止という対策も検討されてるようなんですけども、大阪府ではそこまでの対策強化というのが必要とお考えでしょうか。 吉村:今後の感染拡大状況によってはそれは当然あり得るとは思いますけれども、現時点において酒類提供を今停止するということはないというふうに思っています。これもある意味この感染者数がここまで抑えられてて、病床の使用率もステージ2の状況になっていると。普通にいけばこれはもうまん延防止解除じゃないの? というご主張をされる方も、これは当然出てくると、それも当たり前の意見としてあると思います。ただその中でも私、先ほど申し上げた理由で延長すると。これはやっぱり事業者の皆さまの協力があってこれだけ感染を抑えられてるので。