夕食用シャトルバス、白馬村と大町市結ぶ インバウンドで需要増、スキー場周辺の飲食店不足対策
白馬村と大町市を結ぶ無料の夕食用シャトルバスの運行が6日、始まった。同村のスキー場周辺にある飲食店だけではインバウンド(訪日客)を中心とする客の需要を満たすことが難しいため、バスで移動して市内の店舗を利用してもらう狙い。スキー場を訪れる人が多い2月21日までの平日に1往復を運行する。 【写真】宿泊施設不足への対策で運行、冬季限定シャトルバス
バスは午後5時に同村の白馬東急ホテル前を出発。八方地区やペンションなどが集まるエコーランド地区を経て、市内のJR信濃大町駅などを回った。この日、バスを利用したのは2人組で、八方地区から乗り、信濃大町駅で降りた。帰りの便は、午後8時半発で同駅を出て、行きと同じルートを走った。
市と村内のスキー場経営各社でつくる村索道事業者協議会が共同運行。市内の飲食店やホテルなど計23施設が協力しており、市観光文化課は「広域的に(飲食店不足を)解決できればいい」としている。
今季は宿泊施設不足への対策として、同村のスキー場と同市の大町温泉郷周辺の宿を結ぶ無料シャトルバスも運行している。