悩ましい排泄ケア 認知症の母を介護する息子が見つけた「介助の負担と時間がぐっと減った」【おしり洗浄アイテム】
ブログの読者から届いた排泄ケアのアドバイス
「紙パンツにたくさん便が出てしまったときは、100円ショップで購入した容器にぬるま湯を入れて、便座に座らせた状態で前後から洗い流すようにしています。ウォシュレットと併用し、慣れてくるとおしりふきは2~3枚で済みます」 このコメントを読んで、以前見たある動画で紹介されていた、お尻を洗うための”陰洗ボトル”というものを思い出したのですが、まずはてっとり早く100円ショップに行き、ドレッシングなどを入れる“チューブポット”を購入してみました。 容器に38度くらいのお湯を入れて、汚れた部分にかけてみると、あっという間にきれいになり、排泄ケアの時間はかなり短縮されました。 また、おしりふきを大量に使わずに済んだので、燃えるゴミの量も減り、この方法でいこうと思っていたところ、偶然ある商品をみつけました。
お尻をクリーンに保つ洗浄液とボトルのセット
偶然見つけた商品とは、『ライフリー おしりクリーンシャワー』です。 この商品の使い方は、付属のボトルに40℃のお湯を300ml入れて、専用の濃縮液を3プッシュすれば洗浄液が完成します。あとは洗浄液をお尻にかけて、便を落としていくだけです。 洗浄液は泡立たない仕様になっているので、泡の拭き取りに苦労することもありません。また、おしりふきは肌を何度もこすることになりますが、その必要がなくなったので、肌への負担もグッと減らせそうです。 何より洗浄液は石けんのような香りがするので、強烈なニオイも抑えてくれる感じ。お湯だけではそうはいかないですし、ニオイ問題は深刻なのでこれは1番助かったかも。 このアイテムを使い始めてから、排泄ケアの体勢も変わりました。今までは母にテーブルに手をついてもらい、立った状態で紙パンツの交換をしていたのですが、こちらは液体なので、立ったままだと足まで汚れてしまいます。 そこで、母に横向きに寝てもらい紙パンツを破いて洗浄してみたところ、紙パンツのパッドに洗浄液が吸収されてお尻もきれいになります。その結果、排泄ケアの時間が大幅に短縮され、わたしのストレスもグッと減りました。 以前は、紙パンツを交換している途中で母はなぜかテーブルを拭き始めることがあり、わたしが「ちょっとー、動かないで!」と声を荒げることもありました。しかし、このアイテムを使い始めてからは、粛々と排泄ケアの時間が過ぎるようになりました。 今日もしれっと、しれっと。