知ってたらスゴイ! 奇妙で無名なOEM供給車 41選 後編 「リバッジ」されたマイナーモデル
スバル・ジャスティ
欧州でのみ販売された第2世代のジャスティは、第2世代のスズキ・スイフト(カルタス)とほとんど同じだった。日本企業が販売する2車種でありながら、どちらもスズキのハンガリー工場で生産された。 両車の外見は大きく異なる。また、1990年代にはスバルは四輪駆動車で世界中に名を馳せていたこともあり、ジャスティにも4WDが標準装備された。
スバル・プレオ
スバルは1958年に軽自動車の生産に着手し、以降2009年の初代プレオの生産終了まで続いた。ダイハツとスバルに多額の出資をしているトヨタは、2つのブランドが別々に軽自動車を開発する意味はないと判断した。 そのため、第2世代のプレオはダイハツ・ミラに六連星を冠しただけのものとなった。どちらも2018年まで販売されていた。
スバル・ソルテラ
スバルとトヨタの提携により、電動クロスオーバーのソルテラが誕生した。トヨタbZ4Xをベースに、マイルドな設計変更を加えた量産EVだ。 bZ4Xの名前の由来はすぐにはわかりづらいが、「ソルテラ(Solterra)」はラテン語の「太陽」と「地球」を意味する言葉に由来する。「自然との共存を目指した初のグローバルEV」というスバルの理想を表したものだ。
スズキ・キャラ
マツダが開発したガルウィングドアの軽スポーツカー、オートザムAZ-1。これをベースにしたのがスズキのキャラだ。 単なるリバッジではない。AZ-1の歴史は、実はスズキのプロトタイプから始まる。このプロトタイプはやがてカプチーノに取って代わられたため、設計はマツダに引き継がれ、AZ-1に発展したのだ。量産型ではカプチーノと同じ657ccの3気筒ターボエンジンが搭載された。
トヨタ・グランツァ
初代スズキ・バレーノは2015年にインドで発売され、その4年後にはトヨタからグランツァが誕生した。中身は基本的に同じ。両車は2022年に第2世代(写真)に移行した。 「グランツァ(Glanza)」はドイツ語の「Glanz」に由来し、「明るさ」、「輝き」、「きらめき」などさまざま意味に解釈できる。トヨタは以前、日本で第5世代スターレットのスポーティバージョンにこの名を使用していた。