知ってたらスゴイ! 奇妙で無名なOEM供給車 41選 後編 「リバッジ」されたマイナーモデル
ルノー・アラスカン
生産終了したメルセデス・ベンツXクラスと同様、アラスカンはデザインに若干の変更がある以外は、第3世代の日産ナバラである。2016年に登場し、少なくともXクラスよりは長く生き残っている。
ロエベ750
750は、中国の上海汽車がローバー25とローバー75の権利を買い取った後に生産した最初のモデルである。しかし、ローバーの名は使われていない。ローバーはBMWが所有し、その後フォードに売却され、タタ・モーターズの手に渡った。 スタイリングに違いはあれど、750はローバー75と基本的に同じものだった。2006年に登場し、2016年11月まで丸10年間生産された。
ローバー・シティローバー
2003年に発表されたシティローバーは、細部を除けばインドのタタ・モーターズによって設計・生産されたインディカと同じである。タタ・モーターズはその後、ジャガー・ランドローバーの親会社となり、現在に至る。 国によって消費者の要求は異なる。インディカはインドでは成功を収めたが、英国ではMGローバーの事業継続を図るための稚拙な試みだと酷評された。AUTOCARも当時は「低価格では会社を救うには十分ではなかった」と書いている。
サーブ・ランチア600
かつて「サーブの黒歴史」と評された600は、ランチア・デルタにほとんど手を加えずに販売された小型車だ。フロントグリルにはランチアのバッジがそのまま残されるなど、異彩を放っていた。 1980年にスウェーデン、フィンランド、ノルウェーで発売されたが、現地の道路が凍結した際に撒かれる塩の悪影響を受けやすいという評判が広がり、わずか2年で引退した。
サターン・リレー
GMの「異色の自動車会社」であるサターンの25年の歴史が終わる頃、リレーというミニバンが発売された。デビューは2005年で、ビュイック・テラーザ、シボレー・アップランダー、第2世代ポンティアック・モンタナと同時期だ。これらはすべて同一のクルマだが、フロントエンドの処理がわずかに異なる。 ビュイックとサターンは2007年までに廃止されたが、シボレーとポンティアックは若干長く存続した。サターンブランド自体は2010年に閉鎖された。