知ってたらスゴイ! 奇妙で無名なOEM供給車 41選 後編 「リバッジ」されたマイナーモデル
プジョー・パース
イランの自動車メーカーであるイラン・ホドロ(IKCO)は、自社開発車と他社開発車の両方を生産してきた。後者の最も有名な例の1つがプジョー・パースで、何度かアップデートが行われたとはいえ、いまだにプジョー405と変わらない姿をしている。 IKCOはまた、プジョー207やプジョー2008の自社バージョンも生産している。
プリマス・クリケット
欧州クライスラーの短い活動期間において、通常ヒルマン・アベンジャーとして知られているクルマが、北米向けにプリマス・クリケットとしてリバッジされた。1971年のプレス・オン・レガードレス・ラリーで優勝したものの、消費者からは非常に不人気で、アベンジャーよりも8年早く1973年に生産中止となった。 その後すぐに、今度は第2世代のダッジ・コルトをベースとした新型プリマス・クリケットが登場した。
ポンティアック・トレント
フロントとリアのデザインがわずかに変わったとはいえ、2006年に発売されたミドルサイズ・クロスオーバーSUVのトレントが、前年に発売された初代シボレー・エクイノックスと大差ないことは見るからに明らかだ。 エクイノックスは第4世代に突入したが、トレントは1世代で絶えた。2010年、GMが74年の歴史を持つポンティアックを閉鎖したことで、後継車が現れる可能性は消えた。
プロトン・ペルト
三菱ランサー・エボリューションの一部の世代は、マレーシアのプロトンに供給されていた。「ペトロナスEONレーシングチーム」(EONは1984年に設立されたプロトンの販売代理店」の頭文字をとってペルト(Pert)と名付けられた。 ペルトは、マレーシア人ドライバーのカラムジット・シン(1962年生まれ)が2002年のプロダクション世界ラリー選手権で、ランサー・エボリューションVIIを破ったことでも有名である。
プロトン・ティアラ
20世紀に生産・販売されたプロトン車は、何らかの形で三菱車をベースにしているのが通常だが、ティアラはシトロエンベースというレアケースだ。 具体的にはシトロエンAXで、1990年代後半にティアラが登場したときには生産終了を迎えていた軽量小型車だった。プロトンはもう少し長生きしたが、2000年を越えることはなかった。