センバツ21世紀枠 近畿候補校に小野 「大きなチャンス」 /兵庫
来春の第95回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)の「21世紀枠」で、全国9地区の候補校が9日発表された。近畿地区からは県立小野高校(小野市)が選ばれた。 午後3時すぎ、同校のグラウンドに集合した野球部員に北垣賢高監督が「大きなチャンスをいただいた」と候補校に選ばれたことを伝えた。「これを励みに、選ばれなかったチームの分まで緊張感を持って練習しよう」と呼びかけた。 市橋慶祐主将(2年)は「候補校の推薦を受けてから、自分たちが甲子園でどう戦うのかを意識しながら練習してきた。しっかり守っていく野球を見せたい」と意気込んだ。 野球部は選手29人とマネジャー2人の計31人。専用グラウンドがなく練習時間が限られる中、タブレット端末を活用して練習メニューを共有し、手本となるプレー動画を参考にするなど工夫してきた。市橋主将は「短時間で集中し、試合を意識して練習に取り組んでいる」と話す。 21世紀枠は、2023年1月27日の選考委員会で、出場校3校が決まる。【大野航太郎】 〔神戸版〕