【バレー】女子日本代表がパリ五輪出場権を獲得。眞鍋政義監督「選手やスタッフに感謝」、古賀紗理那主将「VNL残り2試合気を引き締めて戦う」
公益財団法人日本バレーボール協会(JVA)は14日、国際バレーボール連盟(FIVB)とバレーボールワールド(VW)より、女子日本代表チームが第33回オリンピック競技大会(2024/パリ)[以下、パリ五輪]の出場条件を満たしたと通知を受けたことを発表した。 FIVBおよびVWが13日のバレーボールネーションズリーグ(VNL)全試合が終了した時点でFIVB世界ランキングのポイントに関する計算を行った結果、日本は予選ラウンドの残り2試合(15日・セルビア戦、16日・アメリカ戦)の結果に関わらず、世界ランキングによりパリ五輪出場権を獲得することが確定し、JVAに通知された。 眞鍋政義監督と古賀紗理那主将のコメントは、以下の通り(JVA公式サイトより)。 ●眞鍋政義監督 2年半前に日本代表監督に再就任し、パリ五輪の出場権を獲得することが一番の目標だったので、まずは目標をクリアして安堵している。出場権獲得までの3年間は長かった。昨年(のパリ五輪予選は)悔しい試合で出場権を獲ることができなかったので、今年のVNLに懸けていた。VNLでは1戦目からトルコに勝利するなど、ポイントを稼ぐことができたので、選手やスタッフには感謝している。 出場権獲得のターニングポイントは再就任1年目だった。東京五輪のあとチームを引き継いだとき、(日本は)世界ランキング9位(266ポイント)だった。そこからどのようにパリ五輪の出場権を獲得するかを考えるなかで、2022年のVNLで世界ランキングを上げるしかなかった。五輪の翌年はどの国も若い選手を起用するためそこがチャンスだと思い、我々は勝ちにこだわってスタートダッシュをした。さらに同年の女子世界選手権を経て50ポイントを稼ぐことができ、最終的には6位(316ポイント)まで上昇することができたので、今思うと1年目の50ポイントの貯金が大きかった。まだVNLの試合は残っているが、次戦のセルビア戦に勝ち、東京五輪金メダルのアメリカにも勝って、ファイナルラウンドやパリ五輪に向かいたい。まだパリ五輪の目標は決めていない。 選手やスタッフと話し合いながら最終的な目標を決め、その目標に向かって挑戦したい。 ●古賀紗理那主将 昨日はカナダに負けてしまったが、パリ五輪の出場権獲得がVNLでの目標だったので、素直に嬉しい。眞鍋監督から話があったが、残りの2試合の結果次第で世界ランキングが変わるので、気を引き締めて戦っていきたい。パリ五輪は厳しい戦いになると思うが、チーム全員で戦うことができるようにいい準備をしていきたい。