高憧四季「進入が深くなりドキドキした」デビュー2度目V【とこなめボート・中日スポーツ金杯争奪戦】
◇9日 「創刊70周年記念 第35回中日スポーツ銀杯争奪戦」最終日(愛知県・とこなめボート) 12Rで優勝戦が行われ、1号艇の高憧四季(24)=大阪=がインからコンマ15のトップSで逃げ快勝。2023年3月下関のヴィーナスシリーズ以来となる通算2回目の優勝を飾った。2着は進入で動いて2コースから差した6号艇の妹尾忠幸、3着には2号艇の川原祐明が入った。 ◇ ◇ 深い進入もお構いなし。高憧が躍動感あふれる自信のイン戦を披露した。スタート展示での進入は123・456だったが、本番は6号艇の妹尾が動きを見せて16234・5の並び。起こし位置が100メートルとやや深くなったが、インからコンマ15のトップスタートを決め1マークを先回り。バックで追走してきた妹尾や川原をあっさりと振り切り、決着をつけた。「進入が深くなりドキドキした。でも、いいスタートが行けたし、ターンでもしっかりと舟が返って来た」と会心のレースを振り返る。 初日の連勝で波に乗り、オール2連対と抜群の安定感で予選をトップ通過。1号艇の準優、優勝戦も人気に応えVロードを進んだ。「舟足は行き足から伸びが良く、ターン回りを含め、全体的にいい動きだった」と納得。隙のないレース運びで通算2回目の優勝を勝ち取った。 来期(25年1月1日から)は適用勝率5・42で悔しいB1降級が決まっているが「飛び級でA1級復帰を果たして優勝回数をもっと増やしたい」と逆襲宣言。今回、男子相手のシリーズでの優勝はかけがえのない自信につながるはず。A1カムバックへ、このVがきっときっかけになる。
中日スポーツ