限られた時間を「段取り力」で有効に!「しごでき」さんは、帰る時間をまず決める
「段取り力」が上がれば、時間がもっともっと有効に使える! 著書『朝5分だけ段取り手帳術』(実務教育出版刊)で簡単に段取り力を上げるテクニックを紹介している、ビジネスコンサルタントの鈴木真理子さんに、時間のコントロールについてお話をうかがました。 【画像5枚】今日からできることも!限られた時間を「段取り力」でコントロールする方法をイラストでチェックする ビジネスコンサルタントの鈴木真理子です。私は手帳術や段取り術の本を書いたり、ビジネスパーソン向けの研修やセミナーに登壇するなどの活動をしています。 今回は、限られた時間を「段取り力」でコントロールする方法についてご紹介します。
(1)仕事は1時間単位で区切る
まず「休息」のタイミングについて。みなさんは仕事中、何時間おきに休憩していますか? 仕事は1時間単位で区切って計画するようおすすめします。というのは人の集中力は長くても60分。小中学校の授業は45~50分でしたよね。先生が授業を延長すると飽きてしまったり、あくびが出たりしたものでした。 社会人だって、ひたすらパソコンに向かって作業をすると、かえって仕事のパフォーマンスが落ちるなど、悪循環に。ある企業での実験結果をお伝えしましょう。 データ入力をする人たちのケアレスミスについて調査をしたところ、1時間に10分から15分程度の休憩を取る人と、休憩を取らずに入力し続ける人とでは、休憩を取る人たちにミスが少ないことが判明したのです。 長時間パソコンに向かうと、肩こりや腰痛、頭痛、眼精疲労にもつながります。そうならないよう1時間単位で仕事を組み立てましょう。 40分で仕事をし、残りの20分は休憩と次の準備にあててみてください。40分間集中したら脳と手を休ませる。この1時間セットをくり返しましょう。 時間割には、仕事の時間だけでなく、休憩時間もちゃんと書いておいてくださいね。集中しすぎたら、「おっと休憩時間だ」と気づけるように。 このように自分なりの作業のサイクルを決めると、ムリなく、ムラなく継続して成果を上げられることでしょう。 集中と自分メンテが同時に手に入る1時間単位のリセット術。メリハリがつくので、ぜひ取り入れてみませんか?