箱根駅伝 5区は各校がエントリーで駆け引き 青学大は〝若の神〟若林宏樹が3度目の山上り
来年1月2、3日に行われる第101回東京箱根間往復大学駅伝競走に出場する21チームの区間エントリーが29日、発表された。補欠と登録メンバーは1日4人、合計6人まで入れ替えられる。 5区のエントリーは、駆け引きになった。前回総合優勝の青学大は若林宏樹(4年)に3度目の山上りを託した。1年時は区間3位、3年時の前回は区間2位で、いずれも優勝に貢献。〝若の神〟の異名を持つ優勝請負人は「区間新記録を出します」と準備万端だ。 前回2位の駒大は第99回大会区間4位で、今季は全日本8区区間賞と絶好調の山川拓馬(3年)を補欠に温存。前回8位の創価大は吉田響(4年)を補欠に登録したが、5区起用が濃厚だ。吉田は「山の神になる。区間新で68分台が目標」と闘志を燃やす。 前回5区区間新で区間賞の〝山の妖精〟こと山本唯翔(現SUBARU)が抜けた城西大は、1年時に5区を想定した大会で山本に勝ち、櫛部静二監督も「適任」と太鼓判を押す斎藤将也(3年)を補欠に回した。 前回の5区は2人がそれまでの区間記録を上回るハイレベルな争いだった。〝新・山の神〟の座をかけ、個性豊かな実力者たちが激突する。